2001年12月2日 日曜日 新種2つ

今日はあゆみと一緒にベルサイユのマルシェに出かけました。買い物の主目的はクリスマスツリーを買うことなのですが、その前に家内が食べたいというカキを買うためにベルサイユに寄ったのです。日曜日は生鮮マルシェの日なので、広場は八百屋や肉屋で満杯でした。

まずカキはいつものお店で2番を購入しました。このお店、1ダースと頼むと、なぜか13個入れてくれるのです。2ダース頼むと26個になるのかどうか、一度試してみたいですね。(笑)

別の店では、カキとウニの盛り合わせが作られていました。どこかのパーティからの注文なのでしょう。ウニの上にレモンが乗せてあるところを見ると、こちらの人はウニにレモンをかけて食べるようですね。

次にもう一つ家内の要望で、カタクチイワシ探しです。しかし到着時間が遅かったためか、カタクチイワシは殆どの店で売り切れです。あっても、とても刺身にはなりそうに無いものばかり・・・でも、運良く、私の一番好きな店で新鮮なカタクチイワシを発見できました。早速500g購入です。

今日はこのお店で、2種の新種を発見することができました。

1種はアジと一緒に混ざって売られていた魚で、多分Bogueだと思われます。この魚、これまでニシンの仲間と整理していましたが、よく調べてみると鯛の仲間でした。でもタイには全く似つかない体型ですよね。持ち帰って塩焼きにして食べてみましたが・・・・味はイマイチでした(^^;;; 同じ値段ならアジを買ったほうが正解でしょう。

もう一つの新種は、Friture cureの名前で売られていた、下の写真の魚です。一見キスに似ているのですが、大型のワカサギのようにも見えます。Friture cureは直訳すると「小魚の唐揚療法」なので、俗名だと思うのですが、どなたかこの魚の正式名をご存じないですか? どうやって食べるのか想像できなかったので、とりあえず買いませんでしたが、お店の人は美味しいよとしきりに言っていました。

さて、今日もう一つ初めて買ってみたのが、Éperlanの幼魚です。前から一度買ってみたいと思っていたのですが、今日売っていたのもが新鮮そうだったので、300gほど買ってみることにしました。

このÉperlanは日本でいうとワカサギの降海型にあたる魚で、日本でもチカの名で知られています。特徴は脂鰭(アブラビレ)を持つことで、これで他種と区別することができます。7月23日の日誌で、私がÉperlanとPrêtreを区別したのも、この脂鰭がポイントでした。今日買ってきたÉperlanには、間違いなく脂鰭がありました。

このÉperlan、どうやって食べようか迷ったので、

の三種を試してみましたが、いずれもまあまあの味でした。結論としては、唐揚粉をまぶしての「から揚げ」が一番美味しいのではないかと思います。ということで、図鑑も一部修正しました。

最後にあゆみの強い希望でウニを6個だけ買って帰りました。

しかし、一年経っても、まだ二種も新種が見つかるのですから、面白いですね。次は何が出てくるかな。

ではでは。