2002年6月1日 土曜日 ダツの塩焼き

忙しい6月

毎年6月は結構忙しい季節です。それというのも、バカンス前に仕事を済ませておきたい人々が、沢山会議をいれ、沢山出張してくる上に、人事異動が重なるからです。

今週末も、土曜、日曜共に夕食の予定が入っており、魚を買いに行っても、自宅で食べることはできそうもありません。でも、娘は2日とも、家内も日曜だけは家にいるので、彼女達のために魚を入手することにしました。

ベルサイユの魚屋は、今週はヒラメ(turbot)が豊漁だったようで、お手軽な値段で沢山出ていました。シタビラメの一種のCéteauも久しぶりに店頭で見ることができました。

それ以外は、あまりこれといって面白い魚がいません。今の時期の売れ筋はカニなのでしょうか。多くの店で、カニ(Tourteau、Araignee)の安売りをしていました。実は我が家も、金曜の夜は、カルフールで Tourteau を二匹買って帰り、カニ味噌を楽しんだのです。

で、結局あゆみの刺身用に、イカ(seiche)と、マグロを買うことにしました。マグロはトロだけも売っていたのですが、最近トロを買うことが多かったので、今回は輪切りで買うことにしました。

イカは前回刺身で美味しかったseicheの大型を一匹買いました。このseiche、皮を剥いた状態で seiche blanc の名前で売られていることもあるのですが、値段がかなり違うので、私は皮を剥く前の状態のものを買うようにしています。

これであゆみの夕食の材料は揃ったのですが、これだけだと、何も面白くないですよね(笑) ということで、今日も新種を一つ食べてみることにしました。Orphieです。

Orphieは、日本ではダツと呼ばれている魚で、魚屋の店頭で見ることはほとんどありません。サヨリやサンマの仲間なのですが、漁獲量が少ないのでしょう。

しかし、パリではよく見かける魚の一つです。値段もすごく安く、もしこれが美味しいなら、結構重宝しそうです。ということで、このOrphieを買って見ることにしました。1匹約70円です。

見た目は結構サンマにも似ています。そこで、サンマと同じように、内臓を取らずに塩焼きにしてみることにしました。

塩焼きは結構good

さて、ダツの塩焼きですが・・・・結果的には、かなりgood。1匹70円なら、十分なおかずとして使えるという結論になりました。

確かに、サンマに比べると、脂の乗りは悪いので、パサパサした感じになるのと、骨が青いのでちょっと気になるのですが、冷凍サンマの塩焼きを食べるくらいなら、この方がずっと美味しい気がします。干物にしても美味しいかもしれないので、次回は干物を試してみたいと思います。

イカとマグロは下ごしらえだけをして冷蔵庫に入れておいたら、あゆみが刺身とバター炒めにして食べたようです。私も夜食代わりに食べましたが、イカは柔らかくてgoodでした。このイカでなら、色々な料理が楽しめそうです。

さて、来週も日曜は会食が入っているので、あまり沢山買うわけには行きません。

良い魚があるかなあ・・・・

ではでは。