2002年8月10日 土曜日 定番中の定番

ウィーン国立美術館

先週末からウィーンとブダペストに旅行に行ってきました。海の無い両国なので、魚はほとんど食べませんでしたが、最終日にブダペストで家内がキャットフィッシュ(なまず)の丸焼きを頼んだら、結構美味しくて感激でした。

ところで、ウィーン国立美術館でいろいろな絵をみたのですが、その中に魚屋さんの絵がありました。

100年以上前の絵ですが、売っているものはサーモン、ヒラメ、オマール、カニ、タラなど、現在でも売られている魚が沢山描かれていました。

ただ、やはり違う物も描かれています。写真のまんなかに描かれているのはチョウザメです。確かに今でも売られることがありますが、この頃は一般的だったのでしょうね。

それよりもっと驚いたのは、右下にいるアシカです。どう見ても生きてます。上下に2匹も描かれているので、アシカを食肉として、魚屋さんで販売するのは一般的なことだったのでしょうね。

販売名が何だったのか気になるところです。

魚屋は夏休み

さて、8日に帰国したので、10日の土曜は久々にベルサイユに娘と買出しです。

「ママ、なに食べたいって?」

「えっとね、今日はトロのお刺身がいいんだって。で、明日はタイだって。」

「トロとタイ? 定番だねえ。でも、まあ久々だからいいか。トロがあるといいね。」

と話しながらベルサイユに向かいます。

ベルサイユの魚屋は、やはり休みが多いようです。5軒のうち3軒が休みでした。

 

しかし、嬉しいことに、工事中だった私の一番好きな店が、新装開店していました。店がすごく綺麗になりました。支払方法がちょっと変わったのですが、これは時間的には節約になりそうです。店の名前も変わったようなのですが、T'KiNTって、どういう意味でしょう・・・・・

ともかく、この魚屋さんで目当てのものを探します。

トロはちょうど良いサイズのものが売られていました。クロマグロではなくキハダか、もしかするとビンナガかなという色合いでしたが、脂も良く乗っていそうなので、まあいいということにしました。

タイは刺身に手ごろなサイズのものがありません。一匹だけいたのですが、養殖ものではなく天然物です。実はDorade Royale、天然物は時々磯臭くて、あまり美味しくないことがあるのです。養殖物が体に悪いのは分っているのですが、どうしても養殖物に手が出てしまうのは悲しいところです。

結局少し小型ですが、養殖物で新鮮なものを買うことにしました。

最後にムールを2リットル買って帰ります。

トロは上々、タイもgood

さて、土曜の夕食は予定通り、トロのお刺身とムールのワイン蒸しです。トロは一部をネギトロにしました。今日のトロは脂も乗っておりなかなか良かったのですが、ちょっと味がいつもと違いました。もしかすると、このトロ、ビンナガのトロだったかもしれません。買うときに良く見なかったので自信が無いのですが、確かに身が白かったかも・・・・

日曜は娘の誕生日パーティを兼ねていたので、前日残しておいたトロの刺身と、シソトロ(ネギトロのネギの代わりにシソを入れただけ)、鯛の刺身、冥加入り鯛のスープ、それにアスパラとオクラのおかずになりました。これも我が家の定番料理です。

ということで、今週は完全定番料理になりました。さて、来週末もお出かけの予定なので、魚屋はお休みです。次はいつかな。

ではでは。