2003年6月14日 土曜日 カニ食べ比べ   

結局車の調子はどんどん悪くなり、先週末はどこにも出かけることが出来ませんでした。マルシェにも行けなかったので、珍しく魚の無い週末を過ごしました。ということで、先週末の日記はありません。

で、休み明けに車を修理に出したものの、原因が分からないようで、なかなか治りません。一日一日と「今日も治せなかったので、また明日」という連絡が入り、ついに金曜日、「治せないので、また来週の月曜日にやってみる」との連絡が入りました。結局今週末も車の無い生活です。

とはいえ、二週間連続魚無しでは悲しいので、またも家内とAuteuilのマルシェに行ってきました。

家内が一緒だと、緊縮財政モードも益々厳しくなります。で、買ったのはイワシ。家内はイワシ、特にイワシの塩焼きが大好きなのです。一キロ買って、刺身と塩焼きでタップリ楽しみました。一キロ買っても4ユーロ程度ですから、やっぱりイワシはお得ですよね。

イワシだけではあまりに寂しいので、特売で安くなっていた、カニを2種類(ヨーロッパイチョウガニ:Tourteau、トゲクモガニ:Araignée)買いました。

ちなみに、下の写真の右側のAraignée、私は最も近い日本名としてトゲクモガニを選んでいますが、先日ニュースダイジェストというニュース誌に、ケアシガニとして紹介されていました。ケアシガニは日本近海でも一般的に採れるカニで、トゲクモガニと同じくクモガニ科のカニですが、トゲクモガニはクモガニ亜科、ケアシガニはケアシガニ亜科に分かれます。フランスの日本食関係者などの間では、尾kのカニの名はケアシガニで通用しているようですが、分類学的には、こういった料理人の通用名ほど怪しいものは無いのも事実ですし・・・・ま、どちらにせよ、「そのあたりの種」であることは間違いないので、食べるのにそう不自由はないですよね(笑)

Tourteauの方は、カニ味噌が多く、濃厚なので、味噌を楽しむカニです。肉はつめの中にはタップリありますが、それ以外はあまり楽しめません。Araignéeは、味噌がもう少しさっぱりしていて、美味しいのですが量は少なめです。肉は多く、胴や手足の肉を食べることができます。どちらもそれなりの美味しさなのですが・・・日本のタラバや越前蟹には敵わない気がします。カニはやっぱり日本かな。

さて、来週は車が治るかなあ・・・・

ではでは。