Congre アナゴ ウナギ目アナゴ科 秋から春(冬)
価格帯:10eur/kg

パリのアナゴと日本のアナゴの最大の違いは、そのサイズです。日本では、30〜40cm前後のアナゴが一番美味しいとされており、大きくでも50センチ程度の物しか売られていません。クロアナゴは1m近くなるものの、釣り人を楽しませるだけで、漁業対象とはなっていません。

しかし、パリで売られているアナゴは、大抵1メートルを越す大物で、身体も直径10センチはあろうかという物ばかりです。パリで最も一般的なアナゴであるCongre(学名:Conger conger)は、体長2.5メートル、重さ30kgまで育つといわれており、漁業者は58cm以下のものはリリースする義務がありますので、当然魚屋に並ぶCongreも大きくなるわけです。時々、頭の直径が30センチもあるCongreも見ます。こうなると、とてもアナゴとは思えません。

このアナゴ、大きいものは一匹買うのはとても無理ですが、輪切りで買えるようなので、4〜5cmの長さの輪切りで買って、シチューの具などに使うようです。ブイヤベースの三種の具の一つです。

仏語名 英語名 日本名 学名 分布 コメント
Congre Conger アナゴ Conger conger 欧州沿岸 他にも何種類かある。


マアナゴ(2000/1/8 東海村某堤防)