Hirondelle シマガツオ スズキ目シマガツオ科
価格帯:10eur/kg

シマガツオの正式名称はGrande Castagnoleですが、Hirondelleの名でシマガツオが販売されているの発見しました。

シマガツオは、生きているときは美しい銀色ですが、死ぬと急速に黒くなります。ただ、日本近海でも、元々黒いシマガツオの仲間(ヒレジロマンザイウオ)等もいますので、パリで売られているシマガツオが生きているときにどのような色をしているのかは不明です。売られているものは、かなり黒い色の強い魚体でした。

シマガツオやマナガツオはやや沖合いかつ深海の魚で、釣りの対象魚となることは滅多にありませんが、日本でも時折魚屋で見かけることがあります。

マナガツオとシマガツオは全く別の科の魚ですが、体型が似ているので、一緒に掲載しました。

なお、Hirondelleは、Grondin perlonの別名として使われますし、Castagnoleはスズメダイに似た別の魚(Petite Castagnole)の名前として使われることもありますので、注意が必要です。

仏語名 英語名 日本語名 学名 分布 コメント
Grande Castagnole Castagnole  (シマガツオ) Brama brama 地中海・大西洋・太平洋 単にCastagnoleとも。販売名はHirondelle。日本のシマガツオはBrama japonica
Fiatole Fiatolon マナガツオ Stromateus fiatola 大西洋・地中海 Castagnoleと混同されている可能性あり。