Poulpe タコ 軟体動物門八椀形目 年間通じ供給(秋から冬)
価格帯:7-10eur/kg

欧米ではあまり食べないといわれるタコですが、パリの魚屋には、必ず置いてあります。ほとんどが冷凍の輸入物で、マダコというよりはミズダコに近いのですが、稀に生の新鮮なタコもあります。

このタコ、店頭では一匹で置いてあるので、そんなに買っても食べられないと思ってしまうのですが、実は、足何本と言えば、それだけ売ってくれる店がほとんどです。足三本もあれば一家庭には十分すぎる量です。塩ゆでして色々味付けを楽しみましょう。

ジュネーブでは、小型のタコがPoulpe Moscardini の名前で売られていることがあります。Moscardiniはイタリア語で小型のタコを示すようです。サイズ的には日本のイイダコとそっくりですが、イイダコはマダコの仲間(Octopus ocellatus もしくは Octopus fangsiao)なので、別種です。Eledone spp. は日本近海にはいないようです。パエリアなどの地中海料理でよく使われます。

  

仏語名 英語名 日本名 学名 分布 コメント
Poulpe Octopus タコ Octopus spp. 全世界 冷凍物が殆ど
Moscardini Octopus (イイダコ) Eledone cirrosa 大西洋・地中海  

 茹でたMoscardini