97年4月19日 土曜日 鹿島港

先週の敗者復活戦で、再度鹿島港に挑戦する事にしました。でも今回は、あゆみの学校が終わってからなので、2時半に出発です。行き先は久々の釣り公園に決定。あゆみは昨年の今ごろそこでアイナメを釣ったのを覚えているようです。

4時15分に到着。入口でお姉さんから、「5時で閉園なんですけど」と心配そうに尋ねらましたが、こちらは最初から閉園後まで釣るつもりなので構いません。堤防の先端付近は込んでいたので、真ん中あたりで準備を開始しました。

今日はあゆみはアイナメを狙ってヘチ釣りで、私はいつものように投げ釣りです。一応1本だけサビキの竿も作っておきます。実は夕方だけ釣れると言うアジを待っているのです。

さて、ヘチ釣りも投げ釣りも全くだめ。アジもこない。あゆみが

「ボウズはいやだああ」

と叫ぶがフグさえ釣れない。地球なら釣れるのですが・・・と、釣れた地球を無理矢理はずしたところ、針に貝が付いてきた。

「ほら、生き物だよ。これでボウズじゃないね」

と無理矢理あゆみを納得させて本日はあきらめ、道具の片づけを開始しました。最後に残してあったサビキの竿を片づけ始めた頃には暗くなる寸前です。と、ここで、近くのサビキ釣りの客にアジ。

「アジが来たぞ」

「パパ、アジ釣って」

こんなに暗くなってから来るとは思っていなかったので、ほとんど手探り状態でアミこませを籠に入れ釣りを再開です。電気浮きもサビキ用のは準備してこなかったので、玉浮きとフッコ用の電気浮きの2つを付けて浮力を確保する変則釣り法。サビキを10メートル先に投入してあたりを待ちます。で、やっと1匹釣れましたが、この1匹がサビキを絡ませてしまいます。でももう真っ暗で、懐中電灯も無いので全くほどく手だてがありません。無理矢理絡んだまま釣りつづけ、2匹目を確保しますが、これでもうサビキは修復不可能な状態になり、終了としました。

「パパ、ボウズじゃなくてよかったね」

とあゆみに言われながら手探りで竿を片づけるパパ。今度来るときは絶対夜釣りの支度をしてくるぞと心に決めたのでした。