97年7月19日(土曜日) 鹿島港

金曜日の夜、突然思い立って釣りに行くことにしました。夜11時過ぎに、サンマを取り出し切り身の餌を作り、釣り場は車に乗ってから考えるといういいかげんさで、12時過ぎに自宅を出ました。餌がサンマしかないので、候補地は鹿島南浜のイシモチか、鹿島北新堤防のカサゴにしようと思っていたのですが、北新堤防の夜釣りは先日イシモチを一緒に釣った木村さんと行く約束をしているし、南浜のイシモチも望みがうすそうなので、結局今まで行ったことのない鹿島新浜の岸壁に行ってみることにしました。

ちょっと道に迷いましたが、1時半に現地着。誰も釣っていません。夜釣りの鉄則である、「明るいうちに釣り場に入る」を実践しなかったので、海の様子も良く分かりません。でも、ここでやってみることにしました。狙いは砂地のイシモチと足元のカサゴ・ドンコです。

イシモチ向けに3本針の天秤仕掛けを2本、足元向けにセイゴ14号1本針仕掛けを3本準備し、それとは別にサバ向けの投げサビキも準備しました。しかし、50メートルほど沖に投げ込んだイシモチの天秤仕掛けは餌がすぐに無くなります。犯人はカニのようです。そこで、イシモチしかけは諦め、フッコ用の餌を浮かせることのできるぶっこみ仕掛けに換えました。

2時半頃、足元に投げ込んだ仕掛けに強い当たりがあります。短竿だったのでちょっと苦労しつつも上げると、予定通りドンコです。28センチとなかなかのサイズ。このサイズのドンコは嬉しいですね。30分後くらいにまた大きなアタリがありますが、こちらは逃げられてしまいます。

その後はアタリがなく、4時過ぎには明るくなり始めたので、サバ向けのサビキを投げてサビいてみました。サバのアタリはないのですが、何か小さなアタリ。上げてみるとカマスです。カマスも20センチ近く育っており、釣りがいのあるサイズになってきました。しばらくカマスと遊んで、15センチから20センチのカマスを40匹ほど釣りました。

明るくなって分かったのは、足元から10メートル向こうくらいまでは海草がびっしり生えた根掛かりゾーンということです。また、10メートル先あたりはゴミゾーンで、流れの関係でゴミが帯状になって浮かんでいます。このため、投げサビキが非常にしにくい状態です。フグも相当います。結局手前の餌取りはフグ、遠方の餌取りはカニだったようです。

さて、6時も過ぎ、正面からの太陽に暑さを感じ始めたので、納竿を始めたころ、遠投してあったフッコ仕掛けに当たりがあり、本日のもう一つの目標であったイシモチがあがってきました。サイズは25センチと、レギュラーサイズです。暗いうちは全く釣れなかったのに、明るくなってから釣れるところが不思議ですね。

結局今日の釣果は、ドンコ(28センチ)1匹、イシモチ(25センチ)1匹、カマス(15〜20センチ)約40匹、かに1匹でした。まあ初めての釣り場で、餌がサンマしかなかった事を考えれば上出来でしょう。