98年7月18日(土曜日) 日立港
先週伊豆でイカが釣れなかったので、日立港のシリヤケイカを釣りに行くことにしました。午後1時に筑波を出て、上州屋で遊んでから行ったので、日立到着は午後3時過ぎです。まだ暑いかなと思ったのですが、外に出てみると強い風で寒いくらいです。あゆみは防寒着を着て登場です。
「いかつれてる?」
「あそこのタモには入ってるんじゃないかな。見に行こう」
「いないみたいだよ・・・」
「ほら。底の方に1匹だけいるよ。」
「えー、見えない・・」
ということで、あまり釣れてないようです。でも一応私は仕掛けを作ります。
「パパ、私は寒いから、車の中でマンガ読んでるね。」
「了解。蚊に刺されないようにね。」
ということで、イカ釣りを開始しますが、全く釣れません。数人居た釣り人も帰ってしまい、イカを釣っているのは私ともう一人だけです。
「パパー、イカ釣れた?」
「釣れないよ」
「私、投げ釣りやるから竿作って。」
「ハゼでも釣るの。」
「うん。」
ということで、ハゼ釣り仕掛けを作ってやります。あゆみはそれを投げこんで、また車内に退避です。本当に寒いのです。しばらくして出てきたあゆみが仕掛けを上げようとしていますが、少し重そうです。
「どうした?ごみか?」
「うーん、ヒトデかなあ。ああ、カニだ。」
釣れたのは小型の石ガニでした。
「これで私は坊主じゃないぞ。」
「はいはい。もっと釣ってね。」
ということで、あゆみは投げ釣りを続けます。しばらくしてちゃんとハゼも釣りました。で、しばらく釣りつづけますが・・
「きゃー」
「どうした?」
「鳥の糞が頭に落ちたー」
「えー?」
「とってとって、気持ちわるーい。」
本当に頭の真上に鳥の糞がべっちゃり付いてます。
「いやー、運のいいやつだね。」
「なんでよー。」
「鳥の糞が頭に落ちてくるなんてめったにないから、運が付くって言うんだよ。」
「でも気持ち悪かったよー。」
この事件であゆみの釣りはおしまいです。あゆみは丁度その頃やってきた犬と遊ぶのに夢中になります。私のほうはイカ釣りを続けますが、全く当たりがありません。遠くのベテラン風おじさんが1匹だけ釣ったのを見ましたが、それでだけです。
結局6時過ぎには寒さに負けて納竿することにしました。今日の釣果はあゆみの釣ったカニとハゼだけです。今年のイカはもう終わりのようです。次はアナゴだな。