99年1月16日(土曜日) 荒地海岸
今週は三連休なので、本当は金曜日にカニ釣りに行くはずでしたが、「雪」の天気予報と、見るからに寒そうな曇天に負けて金曜のカニ釣りは中止し、土曜に行くことにしました。今回は、くるみ屋さんのホームページを見て、荒地海岸に行くことに決定です。
土曜日は予報どおり快晴のいいてんきです。カニ釣りは暗くなってからのほうがよいので、午後1時にきむさんの家で待ち合わせて出発です。約一時間でくるみ屋さんに到着。AFISリンクの御礼を言って、ハマグリ仕掛けを買います。カニ釣りは待ちの釣りなので、待ってる間の退屈凌ぎにハマグリ釣りをしてみようとの魂胆です。くるみ屋さんでカニが釣れる場所を聞いたところ、この辺りの突堤ならどこでも釣れるとのことで、安心して海に向かいます。
突堤にたどり着くのにちょっと迷いましたが、何とか到着し、早速突堤に向かいます。途中で海岸を見ると、急深の海岸のようで、結構カニ釣りがしやすそうです。まあ、まずはともかく突堤から釣ってみようと、二人で突堤に行きます。
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突堤に到着し、きむさんは北側、私は南側にカニ網を投げます。しかし、南側は風が向い風になるので、全然投げられません。仕方ないので、北側にきむさんと並んで入ります。私はサンマ餌、きむさんはアジ餌です。カニ網を投げ込んだ後、少しずつ流されるように、ドラグを緩めて糸を出します。
しばらくして、きむさんが網を上げようとすると、相当重い様子です。
「何か掛かったの?」
「わかんないけど、重いよ」
「あれ?僕のが引っかかったんじゃない?」
「ほんとだ。でもカニも付いてるね。」
「ほんとだ」
と言っているうちに、カニ網がテトラに引っかかります。外しているうちに、本日1匹目のカニは海に帰ってしまいました。
この経験から、突堤で糸を出しながら並んで釣ると絡むことが分かったので、糸を出さないことにしました。しかし、そうすると今度はすぐにカニ網が根掛りです。一つ目のかに網をロストしてしまいました。やはり突堤で釣るのはなかなか難しいですね。これ以上かに網を消費するわけにはいかないので、私は砂浜に行って釣ることにしました。砂浜からでも十分釣れそうな気がしたのです。きむさんは突堤で1匹目のカニを釣り上げます。しかしその後が続きません。きむさんもカニ網を根掛りで失ったようです。
砂浜の方では2投目にカニが掛かりました。それも良型3匹です。これに気をよくして、他の竿も砂浜で出すため、突堤に戻ります。
「きむさん、釣れたよ。3匹。」
「あ、そう。僕ちょっとカニ網買ってくるよ。」
「え、なくなっちゃたの?」
「うん。Gakuさんもいる?」
「じゃあ、超特大ってのを2つ買ってきて。」
「了解。」
「僕は砂浜で釣ってるから。」
「砂浜なら根掛りしなくてよさそうだね。」
「うん」
ということで、きむさんがカニ網を買いに行っている間、カニ網を投げ込んで待ちます。一度投げ込むと30分はすることがないので暇です。ハマグリ釣りもしてみましたが、全然釣れないし、疲れるのですぐ止めてしまいました。
きむさんが出かけたときに投げ込んだ網をやっと上げた頃にきむさんが帰ってきました。
「あ、釣れたの。」
「うん。」
「他にも釣れた?」
「きむさんが行ってからこれが最初に上げたやつだよ。」
で、早速きむさんも砂浜でカニ釣りに参入です。しかし、あまり釣れません。周りは暗くなってきたのですが、どうも釣果が伸びません。待つ間が寒いので、きむさんと焚き火をすることにしました。都合よく砂浜には焚き火の材料が沢山落ちています。
「暖かいねえ。」
「これがあれば冬の夜釣りも大丈夫だね。」
と、焚き火で温まりながら、時々竿を上げに行くという怠慢釣りです。
そのうち、潮の流れが変わったのか、糸がどんどん出るようになりました。それと同時にカニも釣れ始めます。しかし、きむさんは釣れません。原因は道糸の短さにあったようです。200メートル巻いた糸が全部出きってしまうほど流れないと釣れないようです。で、きむさんも道糸を延長して再挑戦です。
結局この後しばらく二人ともカニが入れ食い状態になります。毎投3〜4匹掛かります。周りはもう真っ暗ですが、焚き火があるので寒さはあまり感じません。しかし、8時過ぎになると、引き潮も終わりかけたようで、糸が出なくなって、カニも釣れなくなってしまいました。で、納竿としました。
結局今日の釣果はヒラツメガニ29匹(2匹はチビだったのでリリース)でした。きむさんも後半追い上げて、結構釣りました。先週の阿字ヶ浦に比べると、サイズが大いものが多く釣れました。これは多分夜釣りだったからでしょう。いずれにせよ今日も大漁でした。カニは家に持って帰っても活きているので、安楽死させるため冷凍しました。
さて。来週は仕事で三浦半島方面に行くので、その辺りで釣ってみるつもりです。全然冬眠してないねえ(^^;;;;
では。