99年4月17日(土曜日) 鹿島港

イシモチ行方不明

今週は木曜・金曜と大阪大学で集中講義をしました。2日間で8時間以上立ちっぱなしだったので、疲れました。その上色々あって、筑波到着はいつも通りほぼ最終バスです。しかし、今日はきむさんがイシモチ釣りに行っているはずで、私も時間があったら追いかけると約束してあります。そこで、すぐ筑波を出発して鹿島に向かうことにしました。出発は0:30分頃です。

鹿島到着は1時半過ぎ。早速堤防沿いに走り、きむさんの車を探します。すると相当南の堤防の前できむさんの車を見つけました。ここで釣っているのか、と車を止めてふと堤防の上を見ると、人影です。どうもきむさんのようです。

「こんばんわ。」

「やー、Gakuさん来たんだ。」

「うん。どうしたの? 釣ってないの?」

「釣れないんだよ。ここの人も帰りはじめてるところだよ。」

「えー、そんなに釣れないの?」

「僕も北の方で2時間くらいやってみたけど小さいのが1匹だけだよ。」

「えー、変だねえ。絶対どこかに魚はいると思うんだけど。」

「夕方は釣れてたらしいんだけどねえ。どこも同じような感じだよ。」

「どうする? あちこち探しながら少しずつ竿出してみようか。」

「そうだね。そうしよう。」

ということで、まず先週私が釣った突堤に行きます。しかし、そこも誰も居ません。先週のポイントに投げ込んでみますが、音沙汰なしです。

イシモチ発見!!!

しかし、ここで、気づいたことがあります。先週に比べて全然波がないのです。ここは、波の高さで魚の集まる場所が違うので、早速場所を換えてみます。すると、1匹目が釣れました。25センチほどのイシモチです。慌ててバケツに水を汲んでいると、他のところで釣っていたきむさんがちょうど戻ってきました。

「どう?」

「1匹釣れたよ。そこ。」

「ほんとだ。場所は?」

「あっちだよ」

ということで、いっしょに並んで釣ることにしました。しかし、その後しばらくは釣れません。なぜか1匹小型のドンコが釣れますが、イシモチは行方不明です。しかし、ここで諦めてはいけません。夜のイシモチは動き回っているので、定期的に群れが回ってくるのをじっと待ちます。すると、来ました。私ときむさんがほぼ同時に釣ります。この後も30分に1回くらい群れが回ってきて、その時だけ釣れます。なかなか数が出ないので、私もきむさんも明るくなり始めるまでに10匹程度がやっとです。ただ、今日はついに30センチオーバーのイシモチが来ました。なかなかの重量感で痺れました。

ソイを切っ掛けに、爆釣モード突入!

こうして、本当はもう少し早く帰るつもりだったのに、朝まで釣ってしまいました。で、明るくなってくると、ポツポツ人が来ますが、逆に当たりは止まります。ただ、明るくなってきて海水に濁りが入っていることが分かりました。そこで、その濁りの多い場所にまた場所換えです。すると、あたりがあります。しかしなかなか針掛りしません。そうこうしているうちに、なぜか根掛りのような状態になります。で、強引に引くと、魚の手応え。上がってきたのはなぜかソイでした。

ところで、このソイ、いつも見るクロソイではなく、ムラソイのようです。目の大きさや模様が微妙に違いますし、目と目の間が凹んでいるのです。

ともかく、ソイが釣れて気を良くしたので、この場所で釣り続けることにしました。すると、次からはイシモチが釣れ始めます。で、きむさんもこの場所に呼んで二人で釣ります。この頃から、周りにだんだん人が増えてきました。それと同時に、当たりも活発になります。入れ食いとまではいきませんが、結構ポツポツと釣れつづけます。途中で私は餌がなくなったので、きむさんに餌の出資を受け、釣りつづけます。昼間のイシモチはあまり動かないので、同じ場所だけは釣れて、ポイントから5m離れると釣れないという状態になります。今回も、我々の左側は爆釣、右側は全く釣れずで、我々はちょうどその境目に入った感じでした。

結局7時過ぎまで釣って、きむさんの餌もなくなったので納竿としました。今日もやはり明るくなってからのほうが良く釣れました。やはり、濁りさえ入ってれば、夜より朝方のほうが良いようです。ただ、夜の間は25センチ以上の良型しか釣れなかったのですが、朝になって20cm以下も釣れるようになりました。30センチ以上のサイズも明るくなってから周りでは結構釣れていました。

結局20cm以下の11匹をきむさんの餌出資にリターンし? 13匹を持って帰りましたので、釣ったイシモチは全部で25匹でした。(足し算が合わないのは、1匹テトラの隙間に落としたからです(^^;;;;) きむさんは大き目の氷と一緒ながらも、クーラーを満タンにしました。しばらくはイシモチで楽しめそうです。来週はどうしようかなあ・・・