2000年4月15日(土曜日) 鹿島港
天候不順
この季節、天気予報が一番外れにくい(予想しやすい)時期の一つですよね。週間予報で土曜が雨と出て以来、天気図と、波浪予想図と、それに金曜以降はAMEDASとにらめっこです。しかし金曜の夕方になっても、まだ天候が見極められません。雨量がちょうど悩ましいところなのです。
「Gakuさん、週末どうする?」
「雨が降りそうだけど、雨量の予測が出来ないね。朝9時頃までは絶対大丈夫だと思うんだけど・・・・・波は朝9時くらいまで弱まって、また高くなっていくよ。ということは・・・・・
@ 金曜夜に出発して、朝までイシモチを釣って帰る。
A 土曜2時頃に出発して、某堤に行って、雨が降り始めたら帰る。
B 土曜の朝に出発して、雨が降ったらカッパを着てイシモチを釣る。
C 土曜の朝に出発して、雨が降ったらカッパを着て某堤防で釣る。
D 土曜日ゆっくり出発して、雨が降ってなかったら某堤防、降ってたら南浜でイシモチを釣る。
のどれかだよ」
「1か,3か,5がいいな。」
「某堤防で雨には遭いたくないってことだね。」
ということで、方向性は決まったものの最終決定は夜8時に延ばしました。
私の仕事が終わったのは8時半頃。情報を集め、きむさんに電話します。
「きむさん、やっぱり結構雨量がありそう。今晩行くのが正解かも。」
「どうする? 僕はどっちでもいいよ。」
「GAMIさんたちも行ってるはずだし、行こうか。」
ということで、深夜からの南浜釣行が決定しました。今週はGAMIさんがイシモチ釣りを宣言していたので、南浜の夜釣りは一人では危険ですから、一人なら一緒に行きませんかと誘っておいたのです。でも、GAMIさんはNAKさんと一緒に行くことになったので、先に行っているはずです。
つくばに着いたのは10頃、早速GAMIさん(NAKさんの携帯)に電話します。
「どうですか?」
「釣れてませんね。誰も釣ってませんよ。」
「え〜〜? 全然釣れないの?」
「ええ、突堤を変わったんですけど、どちらも波が高くて釣りにくいんです。」
「波はだんだん収まるはずですけど・・・」
ということで、どうも釣れていないようです。11時前には再度GAMIさんから電話があり、波が高いので南浜から撤退するとのことでした。
それでも、夜11時にきむさんの家に行き、出発です。
「GAMIさんたち、釣れなくて南浜は止めたらしいよ。誰も釣れてないみたいだよ。」
「じゃあ、ダメ元で行こうか。先週沢山釣ったからいいよ。」
「そうだね。朝には波も収まると思うから、朝マズメ勝負だね。」
「全くいないってことは無いでしょ。」
「うん。だた、風は北風だし、明日の朝の最低気温は4度だし・・・あまりいい材料は無いんだよね。」
ということで、鹿島に向かいます。この時間では鹿島釣り餌センターは開いていないので、神栖フィッシングセンターで青イソメを1パックずつ買います。あまり釣れないだろうから、餌もいらないだろうという予想です。
波高し、釣果厳し
南浜につくと、どの突堤の前にも予想外に車が止まっていません。これはあまり釣れていない証拠です。14番から0番まで、全部の突堤を偵察して回ります。車が沢山止まっていたのは、2番と0番の前。そこで2番を覗きに行きます。するとちょうど戻ろうとした人に出会いました。
「どうですか?」
「昼間は釣れたらしいよ。僕は5時頃来たんだけど、最初はぽつぽつ釣れてたんだけど、ここ小一時間釣れないから止めたんだ。今からやるなら、朝明るくなるまでやったほうがいいよ。」
「サイズはどうですか。」
「20センチくらいだね。」
ということで、サイズはイマイチながらも昼間は釣れたようです。
「どうしよう。」
「やっぱりダメそうだね。水温が下がったかなあ。」
「どこでやる?」
「まあ、どこでも同じだね。また誰もいないところに行こうか。」
ということで、ということで、突堤を見て回ると、一台しか止まっていなかった車が発進して帰っていく突堤がありました。車がないということは、人がいないということですから、この突堤に決定しました。ここは偶然にも、夕方GAMIさんたちが最初入ったいう突堤です。波は先週より少し高い程度ですが、北東風が結構強く、寒く感じます。とりあえず投げ釣りと浮き釣りの両方を持って突堤に入ります。もちろん、誰もいません。貸しきり状態です。
今日は二人とも最初から浮き釣りです。
まあ、あれだけみんなが釣れてないのだから、釣れないだろうと、気楽に始めます。確かに当たりはありません。でも、10分後・・浮きが沈みます。合わせると、確かな手応え。これはいいサイズです。上がってきたのは30cmクラスのイシモチ。
「釣れたよ。」
「いいサイズだね。これでやる気が出るなあ。」
「そうだね。」
この1匹目が割と簡単に釣れたので、安心しました。しかし、ここから私には苦難の道が始まります。この10分後くらい、きむさんが1匹目を釣ります。そして、2匹目、3匹目・・・・きむさんは釣れるのに、私は釣れません。
きむさんが5匹目を釣った2時過ぎ、GAMIさんに電話をしてみますが、出ません。多分寝ているのだろうと、諦めます。
その後きむさんは1〜2匹追釣しますが、そこで当たりがばったり途絶えます。
「釣れなくなったね。」
「うん、当たりが全く無いよ。」
「休憩しようか。」
「GAMIさんに電話してみたら?」
ということで、もう一度電話してみます。するとNAKさんが出ました。やはり寝ていたそうです。起こしてしまって申し訳ありませんでした。GAMIさんとNAKさんはアナゴを釣りに、釣り公園のほうに行っていたようで、アナゴは3匹釣れたそうです。
投げ釣りにチェンジ
さて、私はあまりに釣れないのと、波が高くてちょっと気が滅入ってきたので、投げ釣りに替えることにしました。すると、第一投で小型のイシモチが釣れます。やっと2匹目です。しかし、今日はなぜか1匹目はすぐに釣れるのですが、後が続きません。当たりは遠く、手持ちでは疲れそうです。そこで鈴をつけてそのまま置き竿にして、別の場所で浮き釣りも並行してやることにしました。
しばらくすると、鈴の音がします。風かなと思ったのですが、近くにいたきむさんが上げてくれます。イシモチでした。これを見て、投げ釣りに徹することにします。きむさんも投げ釣りにチェンジです。
空も明るくなってきました。そして水面も見えるようになります。この水面を見て驚きました。抹茶色に濁っています。
「こんなに濁ってちゃあ、夜釣れないわけだね。」
「今日は昼のほうが良さそうだね。」
四匹目は、大きな当たりで30cmクラスが釣れます。この頃から、他の釣り人が現れ始めます。GAMIさんとNAKさんも来ました。早速参入です。
この後、ポイントを発見したこともあり、ポツポツですがイシモチが釣れ続けます。GAMIさんも釣りました。しかし、そろそろ餌が無くなってきました。1パックしか買ってないので、当然ですね。
結局7時半には餌が無くなり納竿としました。きむさんは最後の1匹で30cm超の立派なサイズを釣りました。今日は数が出なかったものの、いいサイズのイシモチが釣れたので、満足でした。
「今日はサイズが良かったね。」
「うん。これで刺身が食べられるね。」
「我が家も刺身だな。これくらいの量が料理をするにはちょうどいいね。」
「うん、先週の78匹は疲れたよ」
ということで、GAMIさんに見送られ、突堤を後にしました。結局、私の釣ったイシモチは9匹で3匹が28センチ以上、きむさんは11匹で、今回はきむさんに敗れました(^^;;;;
今週は雨を避けての強行軍で、条件も悪かったので、まあ、こんなものでしょう。大型の2匹を刺身にして、他は塩焼きで食べました。先週一週間イシモチの干物を食べつづけたあゆみからは、「またイシモチか〜〜〜」と言われましたが、食べ始めると、「イシモチの塩焼きは美味しい!!」といって、喜んでいました。イシモチは癖が無いので、あまり食べ飽きることが無いですね。
来週はあゆみの参観日なので、今のところ未定です。天候も悪そうなので、またイシモチになってしまうかも・・・・
ではでは。
コメント
GAMIさん: Gakuさん、きむさんこんにちは。 土曜日は色々とありがとうございました。 お陰様で、イシモチとご対面する事ができました。(^^; しかし、あの状況で夜からイシモチをGETするとは、Gakuさんきむさん、やはり凄いお方だ ったんですね。(^^; 私もどうにか、イシモチの釣り方を教えていただいたお陰+きむさんから 仕掛けをいただいたお陰でイシモチをGETする事ができました。本当にありがとうございました。 また、機会がありましたら、ご一緒して下さいね。(^^) そのときは、NAKさんにも色々と 伝授して下さい。(^^; 今回NAKさんは相当悔しがっていましたから・・・。(^^;
Gaku:あのあと9匹も釣られたのですね。雨が振り出して残念でしたね。またぜひ行きましょう。きむさんは、もっとすごい秘密の仕掛けを持ってますよ。次回はぜひそれを伝授してもらってくださいね。
M.Tさん: このところ 天気予報がさほど外れないのが くやしい。15日のあの悪天気の中を釣りに行った人は 釣りの魔性に 魂を抜かれた人々ですね。 南浜の堤防沿いの道は 途中で工事ため遮断されていて某堤防に行けないので 今、私は通りませんが イシモチシーズンになると 車がたくさん 止まっていて ラーメンなどの提灯をぶら下げた車もでて 賑わいますね。混雑が苦手な釣人には 見たくない光景でしょう。
Gaku:私も天気図とアメダスと睨めっこした上、銚子気象台の情報も確認して、朝9時までは大丈夫と判断して行きました。う〜〜ん、やっぱり魂抜かれてますね(^^) 雨の予報が出ると、混まないのだけは嬉しいです。
きむさん: どんなに予報が悪くても、たとえ当日天気が悪くても常に釣行しようとする(して しまう)ガクさんに時々「マジ?行くの?」と心の中で思っている私はまだまだ普通 の人でしょうか。(^^)
Gaku:その私にいつも付き合ってくれるきむさんは、絶対普通の人じゃないです(^^)。 いつもありがとうね〜〜