2000年10月28日(土曜日) 鹿嶋港

カワハギ再挑戦

先週自転車のチェーンが切れたので、これでこの自転車も御用済みかなと思ったのですが、あと一度は出番がありそうです。そこで、DIY店でチェーンを買ってきて金曜夜に自転車を治しました。治してみると、結構好調そうなので、急に釣りに行きたくなります。で、あゆみを誘います。

「あゆみ、明日釣り行かない?」

「え〜〜どうしようかなあ〜〜。何が釣れるの?」

「先週カワハギとカツオが釣れたところに行こうよ。」

「本当に釣れるの?」

「カワハギは釣れると思うけどなあ・・」

「私もいろいろやる事があって忙しいんだよ。」

「え? 何?」

「例えば算数の練習問題とかぁ」

「嘘ばっかり(笑)!!! あゆみが勉強するはず無いじゃん。」

「そんなこと無いもん。」

「じゃあ、行かないの?」

「行ってもいいけどぉ、ズボン汚れるしぃ。黒いズボンほしいしぃ・・・」

「帰りにズボン買いに寄ってもいいよ。」

「買ってくれるの? じゃあ行く!!」

と、ズボン餌で娘を釣りあげました(笑) でも、やっぱり早起きは出来ないので、なんと9時過ぎに出発です。

「パパ〜、本当にカツオとカワハギ釣れるの?」

「カツオはいないかもしれないけど、カワハギはまだいるよ。」

「本当かなあ・・・」

「今日はみんなカワハギ釣りに来てるよ。MTさんとか、NTさんとか・・・」

「MTさんとNTさん? 一文字しか違わないの? 面白いねぇ。」

「あと、いよしょうさんと奥さんとか。」

「ゴマ何とか釣った人だよね。」

「ゴマソイね。あれ、あのあとリリースしたんだよね。あゆみには絶対出来ないよね。」

「うん。パパにもね(笑)。」

「あと、アジのタタキさんとTODOさんもいるんじゃないかな。」

「あ、そのTODOさん、見てみたいんだ。」

「何で?」

「だって、トドみたいに大きいんじゃないの?」

「え?違うよ。普通のサイズだよ。」

「なんだあ、つまんないの。」

と言っているうちに鹿嶋に着きます。釣り餌センターでイソメと釣具を買って、堤防の根元に行くと、ちょうど一台分駐車場が空いています。

「パパ、ラッキーだね。」

「うん。ちょうど良かったね。」

「餌は何買ったの?」

「えっとね、イソメと・・あ、エビ買い忘れた!!」

「え〜〜〜?」

「あれないとカツオがいても釣れないや。買いに戻ろう。」

「折角ここが空いてたのに〜〜〜」

とあゆみに怒られながらエビを買いに戻ります。

堤防は人でいっぱい

結局堤防に乗り込んだのは11時過ぎでした。今日はあゆみと私と2台の自転車です。2つ目のゲートでは、一人で来ていた釣り人から、

「助手がいていいねえ」

と声をかけられました。

「パパ。今、あのおじさん、何て言ったの?」

「助手がいていいねえってさ。」

「私は助手かい?」

「ま、そんなもんでしょ。」

「ふんだ。早く行こ!!」

確かに良く考えると、我が家のFFでは、大抵の場合、あゆみが釣り師で私が助手でした(笑)。ということで、先端を目指します。堤防上はいつもながらの人ですが、今日はあまり釣れていないようです。所々で上がっているのはアジではなくサバのようです。

先端寸前でmanabuさんとすれ違います。

「こんにちは。もう帰りですか?どうでした?」

「クーラー一杯です。」

「へ〜、何で?」

「アジとカワハギ」

これを聞いて、ちょっと期待します。

先端到着は11時半頃でした。MTさん、NTさん、いよしょうさんを発見します。

「やあ、こんにちは。」

「あゆみ、MTさんだよ。今日はどうですか?」

「朝、アジとウスバハギが来たよ。」

「もう終わりですか?」

「もうクーラーが一杯なんだよね。」

「それはすごい。あゆみ、見せてもらお。」

と覗いたクーラーの中は、ウスバハギやカワハギでいっぱいでした。

「途中でサバは釣れてましたけど。」

「サバならいくらでもいるよ。」

「じゃあ、あゆみ、サバからやる?」

「うん。」

ファミリーフィッシングの場合、ともかく釣れている魚を釣るのが鉄則ですよね。早速サバを釣るためのサビキを探しますが・・・・

「あ、パパ、今日買った釣具、車の中に忘れた〜〜。」

「え〜〜、なにやってんの。さっきはエビ忘れるし〜〜〜」

と娘に馬鹿にされながらも、何とかサバ仕掛けを作ります。しかし、サバのいそうな場所は人が多く、竿が出せません。仕方ないので、手前で竿を出しますが、サバの当たりはありません。ちょうどその頃、いよちえさんがカワハギを釣ります。

「パパ、カワハギ釣れてる。」

「じゃあ、カワハギやる?」

「うん。」

あゆみはサバ仕掛けの面倒を見つつ、カワハギ狙いです。途中、

「あゆみ、あれがTODOさんだよ。」

「へぇ、なんだ〜〜、全然大きくないや。」

などと言う会話がされていたのは、TODOさんは知らぬことでしょう(笑)

サバは釣れるがカワハギは・・・・

その後、サバはぽつぽつ来ますが、カワハギの当たりは無いようです。しかし、突然あゆみが何かを釣ります。

「何?ハオコゼ?」

「ううん。メバル。」

「それ、どうする?」

「水族館作って。」

「じゃあ、今日はバケツでね。」

「久しぶりに魚のびくびくっていう当たりを感じたよ。」

と、釣り師?らしい発言と共に(笑)メバルはバケツ行きとなりました。

次にあゆみの竿に来たのはカワハギです。相当大きかったようですが、水面でバレます。

001028p2.jpg (9903 バイト)「ああ〜〜かわはぎだったのにぃ」

「外れたの?」

「うん。すごく大きかったんだよ。肝たっぷりって感じだったのに。」

「残念だったね。また釣って。」

しかし、結局この後、カワハギを釣ることは出来ませんでした。しかし、あゆみは大型のササノハベラを釣りました。

「カワハギのほうが良かったのに〜〜」

「でも、これも美味しそうだよ。」

「うん。塩焼きにしようね。」

001028p1.jpg (5009 バイト)この後は、当たりも減って、あゆみはサバ釣りに専念します。この頃に皆さんはお帰りです。いよしょうさんは大型のソイを釣りました。朝方ムロアジも釣ったようです。

「パパ、サバの刺身が食べたい。血抜きしておいて。」

「え? それはきちんと冷やして帰らないとね。今までの分は怪しいから、もっと釣って。」

「うん。今から釣る分、冷やしておいて。」

というので、氷温水を作り血抜きしたサバを冷やすことにしました。あゆみはコンスタントにサバを釣ります。

「パパはキス釣って。キスの刺身も食べたい。」

「はいはい。」

人も減ったので、私はキス釣りです。キスは今日も入れ食いです。但し、先週よりポイントが近く、根掛かりゾーンの直前です。この頃、コクボウオさんとご友人がいらっしゃいました。

あゆみキス釣り初体験

「あゆみもキス釣ってみるか?」

「じゃあ、パパ投げて。」

「はい。ゆっくりさびくんだよ。で、当たりが来たら合わせてね。」

「こう? あれ? 何か来たみたい。」

「もう来た? 上げてご覧。」

「わーい、キスだ。またやる。投げて。」

ということで、暫くキス釣りをします。あゆみはキスの強い当たりが気に入ったようです。

「あゆみ、暗くなってきたから帰ろうよ。」

「もう一回!!」

を何度か繰り返します。しかし、さすがに暗くなってきたので納竿としました。帰りは追い風で楽々でした。

駐車場に着いて車に乗り込んだとたんに雨が降り始めます。

001028p3.jpg (21728 バイト)「あれ? 雨だよ。」

「最高のタイミングだったね。止めて良かったでしょ。」

「あれ? あゆみがねばってたんじゃなかったっけ?」

「だって、今日はカワハギもカツオも釣れなかったんだもん。」

「でも、サバとベラ釣ったからいいでしょ? キスも釣ったし。」

「うん。サバはパパが1匹釣った以外、全部私が釣ったんだよ。ササノハベラも私。」

「いいもん。パパはアナゴ3匹釣ったもん。」

「へ〜、いつの間に3匹も釣ったの。」

「知らなかったでしょ。明日、アナゴご飯にしようか。」

「いいねえ。今日はサバとキスの刺身ね。」

「了解。ところで、みんな分かった? MTさんは最初に会った人ね。」

「クーラー見せてくれた人でしょ。いっぱいだったね。いいなあ。やっぱり朝早く来なきゃ駄目だね。」

「だ〜〜れ、起きなかったのは。」

「パパでしょ。」

「アジのタタキさんも分かった?近くで一緒に釣ってた人だよ。」

「うん。あの人ね。」

「NTさんは分かった?」

「カワハギばらした人でしょ。」

「そうそう(笑) あと、最後に来たのがコクボウオさん。」

「魚(ウオ)なの? へんなの。」

と話しながら、途中ズボンを買って(笑)帰りました。あ、ところで、今日はハオコゼに刺された人を二人(一人はコクボウオさんのご友人です。)も見ました。みなさん、気をつけてくださいね。

今日の釣果は、サバ15匹前後、アナゴ3匹、ササノハベラ1匹、キス9匹でした。(メバルとハオコゼはリリース)

001028p4.jpg (5042 バイト)サバはマサバとゴマサバでした。両方刺身にしてみましたが、マサバのほうが美味しいですね。残りは絞めサバと味噌漬けにしました。シメサバは、サバが小型だったのでいまいちでしたが、味噌漬けはGOODでした。アナゴご飯も美味しかったですよ。

ササノハベラは予定通り塩焼きになりました。塩焼きベラの目に偶然着いたおこげが可愛いと、あゆみが大喜びで食べていました。右の写真をご覧下さい(笑)

ではでは。