2005年212日 土曜日 

我が家の人気者

2月に入り、天候、特に風の強い日が多く、カレイ釣りには向かない日々が続いています。でも、我が家で最も人気のある釣果はシャコですから、湾内ぬくぬくの釣りが出来そうです。ということで、今日もシャコ釣りに行ってきました。

シャコ釣りに一日かけるのは勿体無いので、午前中だけで終わりにする予定で、釣り場には朝6時頃到着。当然釣り場には誰もいないのですが、荷物を下ろして釣り場まで行ってみると、何と30本以上の竿が30センチ間隔でずら〜〜と並んでいます。はて、この竿の持ち主はどこにいるのだろう・・・・と思ったら、なんと近くに大型のテントを発見。この中で寝ているようです。案の定、しばらくすると、そこから人が出てきて、聞き合わせを始めました。狙いはカレイのようで、かなり広範囲に投げ込んでいます。1本キス狙いの竿も出ているようでした。

私の方は、シャコ狙いの仕掛けを準備し、一本ずつ投げ込みます。ここのシャコのポイントは岸から30mほどにある深い部分です。そこより遠くは浅い砂地となり、そこにもシャコはいますが、数が減ります。手前は駆け上がりで小型のアイナメの巣です。

シャコ釣りは素人の釣り?

このシャコ狙いの竿を投げ込んでいると、テントから出てきた釣り人が、声を掛けてきました。

「そんなに遠くには魚はいないよ。もっと手前だよ」

「そうですね。ちょっと飛びすぎましたね。でも、このあたりでもいいんですよ。狙いはシャコですから。」

「へ?シャコ?」

明らかに驚いたと同時に、呆れた感じが漂います。確かにシャコを狙って釣る人は少ないでしょうから、多分相当素人だと思ったようです。

「ここのシャコ、中身がないでしょ」

「いえいえ、産卵直後のメスでない限りはすごく身が詰まって美味しいですよ。」

「ふ〜〜ん」

と、ちょっと納得いかないようでしたが、自分たちと狙いが違うことはわかったようでした。「遠くには魚はいない」と言ったその方は遠投でキス狙いのようです。自分の邪魔をされたくなかったのかもしれませんね。

その後、テントの中から、ぞろぞろと人が出てきます。結局5人がテントの中にいたようで、みんな思い思いの釣りを始めますが、やはり私のシャコ狙いは意外なようで、不思議な目で見られてしまいました。

さて、他人の目はともかく、シャコを黙々と狙うものの、今日はイマイチシャコがつれません。メゴチのオンパレードです。仕方がないので遠投してみると、キスが釣れました。これを見てテント組の人が驚きます。

「へえ、キスが釣れてるよ。」

「そうなんですよ。外道のキスです。」

「キスが外道か・・・・バカなキス。」

明らかに、シャコ釣りの素人に釣られたバカなキス・・・という言い方でした。まあ、ずっとキスを狙っているのに釣れないで、シャコ狙いの人に釣られてしまっては、その気持ちも分かりますね。

結局その後もシャコはあまり釣れず、メゴチ、ハゼ、チビカレイに終始しました。シャコ狙いで針を小さくしていることもあり、カレイも大半が救命できずキープしました。

シャコ釣りは難しい・・・

シャコは、水面近くで2匹ばらしてしまい、結局3匹で終わりました。上げている途中にも何匹かばらした感触が残っています。

シャコ釣りは針にかけるより、水面からあげてくるところが一番の難所ですね。タモを使えばいいのでしょうが、シャコにタモ使ってたら、またテント組になんて言われるか・・・(笑)

ともかく、シャコ釣りの難しさを痛感した一日でした。

釣果は、シャコ3、メゴチ17、ハゼ3、キス1、チビカレイ5 でした。