2005416日 土曜日 

シーズン最後のカレイ狙い

今週はまだイシモチは無理そうです。来週以降はきっとイシモチが来るはず。ということで、今日は今シーズン最後の真剣なカレイ狙いをすることにしました。きむさんと約束して、朝一番から釣り開始です。

今回もいつも通り、きむさんはアイナメメインで堤防外側、私はカレイ狙いで堤防内側を狙います。今日は早朝と午後3時前後が潮止まりという最悪の潮なので、まずは早朝が勝負です。第一投目から魚の感触ですが、これは15センチ程のチビナメ。次の竿には25センチ弱のアイナメ・・・・・ということで、今日も小型のアイナメの活性は高そうです。しかし、いくら釣ってもサイズアップしません。やっと一匹30センチ強のアイナメが掛かりましたのでキープしましたが、これで早朝の時合いは終わりました。その後はヒトデの猛攻が始まります。

ヒトデ釣りは順調で、今まであまり見たことのないヒトデも釣れました。しかし魚は釣れません。近くで釣っていたへち狙いのおじさんも、「ダメだ、ソイ狙ってくる」といい残して去っていきました。

きむさんがやってきます。

「釣れた?」

「アイナメばっかり。で、キープサイズは1匹だけ。」

「こっちは小型のカレイが釣れたけど、それだけ。」

「今日は渋いねえ・・」

その後も、ポツポツとチビナメは釣れます。どうも今日は小潮なので、はっきりした時合いはないようです。

外側はドンコ

あまり釣れないので、たまには外側にも投げてみようと、2本竿を外側にだしますが、風であっという間に流されて根掛りで仕掛けを失います。そこで、根掛りに強い擬似MT仕掛けに換えて、1本だけ外に出してみました。

しばらくして、その竿を上げてみると、ずっしりとした重みです。魚の感触ではあるものの、抵抗はほとんどありません。上がってきたのはやはりドンコ。それも一荷でした。

25センチを軽く超えるでっぷりとしたドンコです。この場所のドンコなら、刺身で美味しく食べられますので、早速持ち帰り用にキープすることにしました。

結局外側ではそれだけでした。

きむさんが来たらカレイも来た

しばらくして、またきむさんがやってきました。きむさんの方も不調のようです。話をしながら、一本の竿を持ち上げると、魚の感触が伝わってきました。

「あ、何か釣れてるよ。小さいけど。」

「アイナメ?」

「でしょ。たいしたサイズじゃないよ。あれ、ちょっと軽くなった。」

「アナゴじゃない?」

「変だなあ・・・あれ?、今度は横に走るよ。横に走るって事はアイナメじゃないかも。」

「カレイじゃない?」

と水面に上がってきたのはカレイです。抜き上げても大丈夫そうなサイズでしたが、落ちたら悲しいので、きむさんにタモ入れをしてもらいました。33センチのマコガレイでした。

「今日もカレイが釣れたから満足だ。」

「カレイとアイナメの引きを間違えるようじゃあ、まだまだリハビリが足らないね。」

「うん。今のは途中から違うって判ったよ。」

ということで、カレイをキープして一安心です。しかし結局その後もチビナメばかりで、カレイはこれっきりでした。

きむさん、大型カレイ

午後になり、あまりに釣れないので、午前中の釣りでほぼ掴んでいた根掛りゾーンの真上に餌を落とすことにしました。但し、根掛り前提なので、一本針仕掛けです。この仕掛けだと、魚が掛かって根に入られても、かなりの確率で引き出すことができます。この狙いに、25センチクラスのアイナメがポツポツと掛かりますが、これらはリリースです。で、やっと30センチ超のアイナメがきました。このアイナメを抜きあげて、針を外そうとしているところで、きむさんの声がします。

「Gakuさん、来て」

「え、何? タモ?」

「うん。」

というので、タモを持って駆けつけたところ、良型のカレイが掛かっていました。上がったのは45センチ近い大型カレイです。今日はカレイも外側に分があったようです。早速記念撮影です。

アイナメ追加

その後、隣にやってきたへち狙いのおじさんが、50センチ近いアイナメを掛けます。タモ入れを手伝おうかと思ったのですが、見事な手際で自分でタモ入れをします。タモ入れまでも釣りの一環として楽しんでいる感じでした。

しばらくして、根の真上に落とした竿を上げようとすると、魚の感触です。根掛りしそうになるのをかわして、何とか根から出したところ、なかなか良い首振りをします。良型アイナメであることが判ったので、引きを楽しみながら水面まで浮かせます。上がってきたのは40センチ弱のアイナメでした。抜くのはちょっと難しそうだったので、きむさんの方を見てみますが、きむさんは遥かかなたで竿の世話をしています。先ほどのおじさんのタモ入れを見たあとでもあり、自分でタモ入れの練習をしてみることにしました。

で、2〜3度入れなおすことになりましたが、何とかタモに収まったのは、38センチのアイナメでした。

この後はまた渋い状況に戻ります。救命し損ねた25センチほどのドンコと、2時半頃、やっと30センチ強のアイナメを1匹追加しましたが、これで今日の釣りはおしまいでした。3時過ぎに納竿を始め、4時に堤防を後にしました。

今日の持ち帰り釣果は、カレイ33センチ、アイナメ4匹(31〜38センチ)、ドンコ3匹でした。

「パパ、何が釣れた?」

「カレイと、アイナメとドンコ」

「じゃあ、ドンコは刺身ね。カレイも刺身がいいなあ・・・・」

「え〜ママはカレイは塩焼きがいいなあ・・・」

と、娘と家内の要望が食い違いましたが、ドンコのうち2匹は娘の要望通り刺身に、カレイとドンコ一匹は塩焼きになりました。このドンコの塩焼きは、ドンコ料理で有名な、肝を腹に入れて焼くやり方をしてみました。焼けてみると、白身が真っ白で、すごく淡白なさっぱりした味になりました。カレイも、なぜか先週のカレイよりずっと美味しいと好評でした。

アイナメは翌日にアイナメハンバーグになりました。これがまた美味しくて、大好評でした。アイナメも、色々料理してみると、新しい発見が多いですね。これで、アイナメ持ち帰り禁止令は解けそうです。

さて、来週からはイシモチ・アジ釣りのシーズンに入ります。魚が来ているといいけど・・・

ではでは。