2010年7月某日 

先週はタイ出張で釣りに行けず、来週は講義で行けないので、今週はぜひ行きたいところですが、波が高そうで、良い場所がありません。やむなく、あまり行ったことにない湾内でアジ・ヒラメ狙いで釣行することにしました。今回は夜釣りメインで、夜になったら水中ライトによる集魚釣りとイシモチの投げ釣りをする予定です。

とりあえず午後1時頃にきむさん家に立ち寄って合流し、暑さを避けるため釣具屋でしばらく買い物です。今回の場所は、過去にはアジ釣りしかしたことがないので、今回は壁際の探りもしてみようと考えていたのですが、短い竿を持ってくるのを忘れたことにここで気づきます。そこで、ここで「最も安い釣具セット」を買うことにしました。竿が680円、リールが糸付きで500円の計1180円です。さて、この竿で何か釣れるでしょうか。

途中、暑さが相当厳しいことを踏まえ、サービスエリアで水分の追加購入をします。ちょうどツバメが子育てに励んでおり、既に相応大きくなっていました。夏ですねえ〜〜〜〜

駐車場に車をとめ、様々な苦難を乗り越え(笑)、釣りを開始したのは16時頃でした。まずはアジを狙ってサビキ釣りです。しかし・・・・釣れません。掛かるのは外道のフグだけです。やはり昼間のアジはなかなか難しいようです。場所を変えたり、深さを変えたりしていたら、足元の底で突然強い引き。アジかと思ったら、良型のウミタナゴでした。これは写真撮影後、海にお帰りいただきました。

しばらくすると、沖の方に入れたサビキの浮きがぴくぴくしています。またフグだな〜〜と思いながらあげてみると、なんと久々のセグロイワシでした。我が家ではアジよりも好まれる釣果です。早速、このセグロイワシ狙いを真剣に行うことにしました。

狙い始めると、真剣に・・・どころの話ではなく、入れ食い状態です。こませも全く必要ありません。いくらでも釣れます。サイズも大きいものは20センチ近い良型です。沢山釣れるので、イワシを餌にしてヒラメ狙いの竿も出してみました。

こんな中でもきむさんは、時折良型のアジを釣っていますが、私の方にはイワシだけでした。ヒラメ狙いのイワシは泳がせてもすぐに死んでしまうので、大半はヒトデの餌になってしまいましたが、一匹は別のものにやられました。この食い方は、たぶんイカですね。そこで、一本だけ持っていたイカヅノにイワシをつけて入れてみましたが、結局これにはなにも釣れませんでした。

1180円竿によるヘチ際の探りは、意外なことにフグさえ食わず、全くあたりがありませんでした。これはちょっと不思議です。あちこち探ってみましたが、結局根掛かりで仕掛けを失って終わりました。

夕闇が近づいたころ、サビキ竿に強い当たりがあり、竿が持って行かれそうになりました。あわてて竿をつかみましたが、魚はサビキの5号モトスを簡単に切って去ってしまいました。さて、この魚は何だったのでしょうか。さらにサビキを付け替えて釣っていると、今度は、針についたイワシが2匹も頭だけになって帰ってきました。海の中には、何か鰯を食う生き物がいるようです。ヒラメ、イカ、太刀魚、サバ、回遊魚など、色々考えられますが、結局姿を見ることはできませんでした。

暗くなったので、投げ釣りモードに移行です。きむさんはランタン釣りモードで、アジをコンスタントに釣っています。イカもランタンの周りに現れましたが、釣ることはできませんでした。

投げ釣りの方は、早速何かがかかり、重量感と強い引きが伝わってきましたが、この引きには覚えがあります。アナゴです。それも、相当大きいアナゴです。上がってきたのは、70〜80センチはあるマアナゴでした。クロアナゴならともかく、このサイズのマアナゴはちょっと珍しいですね。このサイズだと、骨がうるさくて食べにくいので、写真撮影後、海にお帰りいただきました。

 

1180円竿も投げ釣り仕掛けに替えて近くに投げ込んでおいたところ、この竿としての初釣果がありました。どんこです。とても良いサイズでしたが、この時期のどんこの肝はまだ小さいので、これもお帰りいただきました。

結局この後もドンコとアナゴしか釣れず、餌がなくなったので、10時半頃納竿としました。

結局持ち帰り釣果は、セグロイワシ(多数)、アジ(4)、アナゴ(1)で、巨大アナゴ、ドンコ、ウミタナゴ、フグはリリースしました。

自宅に帰ったのは午前一時頃でしたが、そこからイワシを刺身にして食べました。美味しかった〜〜〜〜

次の日の昼食にあゆみが刺身で食べ、夕食では自家製の冥加とシソでアジとイワシのたたきを作り、先日のハワイ土産のふりかけでどんぶりを作り、残りは刺身と塩焼で楽しみました。