2010年11月下旬

今回の狙い

今週も週末の波が荒く、外海での釣りは無理そうです。そこで今回は波のない場所でのセイゴ釣りを試してみることにしました。

セイゴ釣りは夕方からの釣りなので、ゆっくり出発。初の釣り餌やを訪問して、餌を買ってみます。

とりあえず見学

そして、昔懐かしい釣り場の見学です。あゆみがまだ小学生になったばかりの頃、ここでよく釣りをしました。いまでも沢山の釣り人がいますね。ここにはカワハギがいるはずなので、私も30分ほど魚を探ってみましたが、全く音沙汰なしでした。

場所探しでうろうろ

さて、次に今日の本命を狙いに行きますが、初めての場所なので、まずは偵察です。

一つ目に入った場所は、なかなか便利そうだったものの、先客がいたので断念。

二つ目の場所は駐車場がなさそうだったので断念。

で、三つ目の場所に入ることにしました。

とりあえず根掛かりの状況を確かめるために、さきほどまで使っていたカワハギ仕掛けを軽いおもりに変えて、餌をイソメにして投げてみたところ、直ぐにあたりが出ます。コツコツと言う小さなあたりです。この犯人はダボハゼでした。ただ、このダボハゼ、標準和名が分かりません。アゴハゼかドロメのような気はするのですが・・・

15:04

海底にはこのダボハゼが多数いるようで、入れ食い・・・餌取られ状態です。根掛かりも多く、強く引くと外れることもあるのですが、錘を取られることもあり、なかなか難しそうな釣り場でした。明るいうちは釣りにならないので、ハゼ狙いの仕掛けも投げ込んでみましたが、あっという間に針が全部根掛かりでなくなってしまい、全く釣りになりませんでした。

今回私が釣り座を構えたのは、写真のような場所でした。天気が良いのに、釣り座が一部ぬれていることを気にしておくべきだったのですが、この見落としが後で大作業につながります。

本命狙い

ともかく、本格的な釣り開始は16:00です。餌をイソメに付け替え、投げ込んでみます。しかし・・・・やはり根掛かりです。錘と針が生還する確率は五割を切ります。この状態では、釣りにならないということで、投げ釣りは放置し、浮き釣りで狙ってみることにしました。

浮き釣りも、棚合わせに苦労します。すごく深い場所と浅い場所があり、底を狙うと流されているうちに根掛かりするのです。これは困ったなと、結局相当浅くして狙うことにしました。ま、セイゴは上の方を泳いでいることも多いですからね。

しばらくして、竿を持つ手に当たりが伝わってきました。一瞬何が起こったのかわからず、竿をあおってみますが、特に魚の感触はありません。しかし、浮きを見ると、不思議な揺れ方をしています。そこでもう一度深く竿をあおってみると、魚の感触が伝わってきました。

しかし、予想外に軽い感触です。ほとんど抵抗もせず寄ってきます。足元で突然少し暴れたものの、上がってきたのは30センチ弱の、イシモチと見間違うような、セイゴでした。

16:55

それでも、初めての場所で一匹釣れたので、これは嬉しいですね。魚がいることが分かって一安心です。

しばらくして、きむさんも同じサイズを一匹釣りました。きむさんは、ちゃんと投げ釣りで釣ったようです。

しかし、その後沈黙が続きます。流れが速く、浮き釣りは困難で手返しが多くなるので疲れます。しかし、投げ釣りは根掛かりの山です。

そして・・・・私の釣っていた釣り場が水没してきました。潮が満ちてくるということを完全に忘れていました。きむさんは高い釣り座にいたので平気でしたが、低い釣り座にいた私の周りはどんどん水没し始めます。あわてて、荷物を全部動かして、釣り座の移動をしましたが、結構靴がぬれてしまいました。

その後、場所を変えて投げ釣りをしてみますが、やはり根掛かりの山です。

暗くなってから、ポツポツとルアーマンがやってきます。ルアーマンが左右に入ると、浮き釣りが遠くまで流せなくなるので、浮き釣りの範囲も狭くなり、釣りにくくなります。しかし、ルアーマンにも釣果が無いようで、しばらくするとみんな去っていきました。

7時を過ぎ、そろそろ終盤です。いつもは、竿数が多い私の方が必ず先に餌が無くなるのですが、今回は私は浮き釣りだったので、餌取りの多さで餌の消費が激しかったきむさんの方が先に餌が無くなります。「最後の一投」と投げ込んだきむさんに、すぐ当たりがあったようで、きむさん2匹目をGetです。

私の方も、竿を徐々に片付けながら、浮き釣りをしていると、浮きに明確なあたりが出ます。そこで一瞬虚を突かれたので、合わせが甘いまま引いてしまいました。スズキは口が堅く、ばれやすいことを忘れていました。足元まで来たところでジャンプ一発!!、きれいに針を外して逃げていきました。

これで私の方も、ほぼ餌が無くなり、竿を片付けます。投げ竿を回収すると、針先に餌が残っていました。バケツの中にも最初の一匹を釣った時に落ちた食い残しの一匹が見つかります。

「Gakuさん、そのエサで、もう一度やってみなよ。」

「完全に死んでる餌だけどねえ」

「死んでても大丈夫だよ。時合いっぽいよ」

「そうだね。じゃ、やってみよう」

ということで、投げ竿の残り餌などを全部浮き釣りに付けて投げ込み、投げ竿の片づけをします。

「Gakuさん、当たってるよ。」

というきむさんの声に浮きを見ると、浮きが倒れています。

「根掛かりじゃん?」

「引いてみたら?」

「うん」

と合わせを入れてみると、魚の感触が伝わってきました。

「ほら、釣れてたじゃん。今度はばらさないようにね」

「これは軽いよ。」

と言いながら、2匹目をGetしました。時間は丁度午後8時頃でした。

今日は二人とも、最後の残り餌で2匹目をGetできて、ラッキーでした。

今回の釣果

結局釣果は二人で4匹。二匹持って帰っても中途半端だからというきむさんに釣果を頂き、私が4匹の持ち帰りとなりました。

サイズは全て25センチ〜27センチ程度でした。

今回の料理

さて、今回の第二の課題は、この場所で釣ったセイゴが旨いのか、です。

家内は料理方法としてムニエルを主張していたのですが、それだと臭みが分からなくなってしまうので、ホイル焼きと塩釜焼きにしてみました。

臭みが付きやすいはらわたの浮き袋かすなどをちゃんと洗い取り、さらに臭み取りにねぎを腸に入れたので、結局全く臭みももなく、さっぱりした美味しいホイル焼きになりました。

家内にも好評だったので、普通に食べる分には臭みはないと思います。塩釜焼きは初めてのトライでしたが、こちらもさっぱりと美味しく焼けました。

今回は、初めての場所で、試行錯誤の釣りでしたが、それなりに釣果があり、さらに美味しくいただけたので、満足でした。

帰りに、カニ釣り場の見学もして帰りました。この冬は、カニ釣りにも一度は行ってみたいですね。

ホイル焼き

塩釜焼き