2013年8月下旬

今回の狙い

前回のアジ釣りがイマイチの結果だったので、今回は、アジ釣り定番の場所で、最初からアジを狙って釣ろうということになりました。この場所は昔からのアジ釣り定番場所で、きむさんは何度かここでアジ釣りをしたことがありますが、私の方はこの場所で真面目に釣ったことがありません。投げ釣りでキスも釣れそうな気がしたので、投げのキスと、サビキのアジを準備して行くことにしました。

予定より早い到着で、キス釣りが・・・

今回は、これまで行ったことのない釣具屋によって餌を調達することになっていたので、渋滞を見越して早めに出ますが、どうも早すぎたようで、きむさんとの約束より一時間くらい早く着きそうです。そこで、木陰に車を止めてゆっくり昼食をとり、現地には約束の30分前の1時半に到着しました。

流石にこの暑さの中、釣り人は疎らです。アジ釣りは夕方以降なのですが、とりあえず場所取りもかねて釣り場に入ることにします。

何処が良いのかわからなかったので、適当に近くの場所に入り、とりあえずきむさんが来るまで、キス狙いの投げ釣りをすることにしました。

投げてみると、下は砂地のようで、さびくことが可能です。しかし、魚の当たりはありません。何度かさびいているうちに、根掛かりをして糸を高切れさせてしまいました。仕方ないので、キス用の細い道糸はあきらめ、カレイ釣りに使う太い道糸にキス仕掛けを付けて再参入です。

しかし、やはり当たりはありません。手前まで慎重に探ってみると、手前には根掛かりゾーンがあるようで、急に重くなります。これはまずいと、ぐっと引くと、重いまま動きました。しかし、魚の感触ではありません。これはゴミを釣ったな、と思い、仕掛けをロストしないように、ゆっくり上げることにしました。時折ぐっと重くなるので、海中の縄を釣ったようなイメージですが、止まらず上がってきます。水面まで上がってきたものを見て、ビニール袋か?・・・と思ったのですが、よく見ると違います。ごみが泳いでいるのです。タコです。

立派なサイズのタコが、キス仕掛けに引っかかってしまったようです。水面まで来ると、抵抗して潜ろうとします。

キス仕掛けで、このサイズのタコを抜きあげるのはどう考えても不可能です。やむなく、片手でタコを泳がせつつ、もう一方の手で、タモを組み立てることにしました。この離れ業に成功し、タコがタモに入りました。

キスを狙って、まさかタコが釣れるとは・・・・全く予想していなかったので驚きましたが、これが海釣りの楽しさですよね。

タコとの格闘でエネルギー消費

炎天下で、このタコとの一戦で、一気にエネルギーを消費しました。

2時15分頃、きむさんが到着し、アジ釣りに良い場所を聞くと、もっと中央寄りの方が良いとのこと。早速場所を移ります。そこでもキス仕掛けを投げてみましたが、やはり当たりはありません。仕方がないので、置き竿にしておきます。

暫くして、その竿を上げてみると・・・・キスが釣れていました。

その後も置き竿でキスを釣りますが・・・私は暑さでちょっと疲れます。15:20頃です。

「きむさん、ちょっと疲れたから、車で休んでくるね」

と言い残し、車に戻ったものの、当然ながら車も灼熱です。これは車を走らせるしかありません。きむさんに一言ことわって、しばしのドライブ休憩を取ることにしました。ついでに、ちょっと残りが不安になってきた飲物も追加購入します。

釣再開で色々な釣果

4時少し前に戻り釣りを開始します。まず、置き竿で放置してあった投げ竿を上げてみると、今回はキスではなくメゴチが釣れていました。

このメゴチは、このあたりで一般的なネズミゴチですが、なんと、背鰭の黒斑がコバルト色になる青斑変異型でした。これ、一度釣りたいと思っていたのですが、ついに念願がかないました。結構よくいるものなのですね。図鑑にも追加しました。

この後、メジナ、イソギンポなども釣れてきました。

きむさんは地面から大型のふじつぼの仲間やムール貝を釣り上げたり、オキメバルの子供を釣ったりしています。

そして、夕方六時、最初のアジがかかりました。

それからは、アジが釣れ続けます。途中サバやフグも混ざるものの、コンスタントにアジが釣れます。

暗くなったら釣れなくなった・・・のではなかった

周りが暗くなって、ヘッドライトを持ってくるのを忘れたことに気づきました。

しかし今日の場所はライトに照らされているので、ヘッドライトが無くても釣りを続けることができました。

ところが、この頃から、当たりがあるのに針に乗らないケースが増えます。

隣できむさんはコンスタントに釣り続けているのに、なぜか私の方は、浮きが引き込んでも針掛かりせず逃げられるのです。

「なんだか、針掛かりしなくなったよ」

「それ、針が訛ってるんじゃない?」

「え、そんなに簡単に訛るもの?」

「安い仕掛けだと、針はすぐにダメになるよ。」

「へえ、そういえば、これ100円ショップのの2本で100円仕掛けかも。」

「ああ、それじゃだめだね。変えてみたら。」

と、きむさんのアドバイスを受け、仕掛けを替えてみます。すると・・・ちゃんと針掛かりしはじめました。

サビキの針が、そんなに弱いものとは・・・・安物はやはりだめですね。

釣りすぎると食べられない

さて、その後もコンスタントにアジが釣れますが、段々と、その量が気になり始めました。

「きむさん、私はそろそろアジいらないかも。」

「我が家はアジ大好物だから、うちが引き取るよ。」

「でも、コマセももうないし・・・」

ということで、私はアジ釣りから徐々にリタイアです。きむさんはその後も釣り続けます。

9時過ぎにアングラーが来て、昨日は釣れてなかったのに、今日は良く釣れていると言っていました。毎日釣れているわけではないようです。運が良かったですね。

結局22時にすべてを片付けて終了としました。片付けの途中で、海面でアミカゴを洗っていたきむさんが、面白いものを捕獲しました。カニの子供でしょうか・・・・アミカゴに沢山ついてきたそうです。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、アジ31匹、メジナ1、キス4、メゴチ1、マダコ1でした。

アジは三年ぶりの南蛮漬けとなり、家族三人で美味しくいただきました。ついでにキスとメゴチを天ぷらにしたら、これも大好評でした。タコはとりあえずヌメリを取って茹でておいたところ、家内が美味しく煮てくれました。

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