2014年3月上旬
今回の狙い
前回ご紹介したように、今私が所有しているインフレータブルボート(いわゆるゴムボート)は、長さ3m以内、出力2馬力以内という、いわゆる免許不要のボートです。
ジョイクラフトという会社の、ワンダーマグ242というボートで、2馬力のエンジンを積むためのトランサムが付いているボートとしては、最も軽い21キロ(本体だけなら16キロ)を実現しています。元々、ボート釣りはきむさんが無理かもということで、一人でも出船できる一番小さなボートを買ったのです。
しかし、きむさんが一緒に出れることが分かったので、二人で出ることが多く、一人で出る機会は殆どありません。これなら、もう一段大きいボートを買っておけばよかったと思っているのですが、当面はこのボートで頑張る予定です。
きむさんが酔わないように、排気ガスの出るエンジンは使わず、一馬力のエレキを付けてカワハギ釣り用に使っています。
このボート、一人で出すには、ちょっと工夫が必要です。ということで、ボートランチャーを作りました。できるだけお金をケチって作ったので、材料費は全部で1万円以下です。ここに詳しい情報があります。、
今回は、このランチャーを使って、一人で出船してみることが重要な課題です。
同時に、90Ahのバッテリー一つでどの程度走れるか、と、新しく購入した魚探(Lowrance Elite-4 HDI)の使用テストもかねて、義弟のフィールドに出かけることにしました。
ということで、狙いの魚はありません。まあ、アジでもいたら釣るかって感じで、サビキ仕掛けを持っていくことにしました。
凪の快晴だが、少し風
当日は、北風が5m前後で、少しあるのですが、おかげでこの港は凪です。義弟と6時に待ち合わせ、出船することにしました。
ランチャーのテスト結果は・・・・やはり一人では重いということが分かりました。エンジン・バッテリーまで乗せると、60kを超えますので、色々と無理があるようです。やはりボートだけ運んで、エンジンとバッテリは別に運ぶのがよさそうです。
それでも、出航して、まず魚探のセットです。新しい魚探は順調に動き始めました。
今日は走ることが目的なので、エレキを最高速にして走ってみます。一馬力エレキで、波がある海ですが、時速6キロくらいで快調に走ることが分かりました。
暫く走っていると、魚探に反応が出始めます。そのうち、反応が二段になります。これは二種類の魚が居そうです。
早速ショットガン釣法で、シラススキンサビキを投入します。
上がってきたのは、20センチほどのレギュラーサイズのアジでした。
まあ、このサイズのアジなら、十分おかずになるので、何匹か釣ることにして、義弟のボートの近くでアンカーを入れます。
「アジがいるね。」
「でも豆アジだよ」
「え?そう。こっちは大きかったよ。」
「こっちは豆アジばっかりだよ。」
どうも二層のうちどちから(多分下の層)は豆アジのようです。
とりあえず、いろいろ探ってみることにします。
魚探の魚影はすごく濃いのですが、低水温で活性が低いらしく、なかなか食いません。レギュラーサイズのアジがぽつぽつ釣れるという感じです。
豆アジが釣れたらヒラメ竿を出そうと思っているのに、なかなか豆アジが釣れないな・・・と思っていたら、段々と豆アジが釣れ始めました。
ちょっと浅いところで、強く引く魚が掛かった・・・と思ったら、懐かしいサバでした。
食べるにはちょっと小さい、脂の無さそうな25センチほどのサバです。
このサバはリリースして、アジを狙います。
しかし、暫くすると、豆アジばかりになってきました。
豆アジの活性が上がって、普通のアジが食いつく前に前アジが食ってしまいます。
サバもまた釣れましたが、今度は餌用にキープすることにしました。
豆アジは沢山釣っても困るので、ここで一旦アジ釣りを止めることにしました。
何処まで走れるか実験
さて、今日の2つ目の目的の、どこまで走れるか、を確かめるため、遠くのポイントを目指してみます。12月に一匹目のウマヅラを釣ったポイントです。
途中何度か魚探に反応が出たのですが、反応は小さく、あまり魚は居ないようです。
義弟は、もうずっと先に行って釣っています。下の写真の真ん中にボートが写っています。その場所が今回の目標です。
結局2キロほど走って、義弟のボートの場所まで行きましたが、魚群を見つけることはできませんでした。
来るときは北風に乗って順調に来たので、帰りがちょっと心配でもあり、結局この遠征ポイントではほとんど釣りをせず、戻ることにしました。
丁度向かい風で、波が正面から来るので、波を避けて斜めに進みながら戻ります。それでも、時速5キロくらいは安定して出るようです。
半分ほど戻ったところでアンカリングして釣りますが、やはりアジしか釣れません。
バッテリーの消費は、それでも半分以下で、まだまだ余裕がありそうでした。これで、ちょっと遠征しての釣りも問題ないことが分かりました。
いつもの場所で再度釣り
結局また湾近くに戻り、大きめのアジ探しをすることにしました。
しかし、ここで釣れるのは豆アジばかり。
と思っていたら、カタクチイワシが釣れました。
大きい魚が釣りたいので、サビキを止め、アジ釣りの吹き流し仕掛けにしましたが、釣れたのは・・・
大きなフグでした。いつも通りの釣果ですね。
義弟はヒラメを狙っていますが、当たりが無いようで、昼食中です。
結局この後も目立った当たりもなく、諦めて帰ることにしました。13:00頃に上がりました。
今日の釣果
ということで、今日の釣果は、レギュラーサイズのアジ6匹、、豆アジ多数、サバ1、カタクチイワシ2でしたが・・・・
帰ってからよく見ると、アジのうち2匹はマルアジでした。右下の二匹です。
アジの刺身は、冬のアジらしく、脂がのっていてトロトロの美味でした。
豆アジは南蛮漬けにして頂きました。
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