2014年5月中旬

今回の狙い

今週はきむさんと出撃の予定ですが、イマイチ良い釣り物がありません。イシモチは運だし、アジもあまり釣れていないようです。

といって、ボートで出るには波が高そうです。

結局、イシモチを狙ってみて、ダメそうならアジにスイッチすることにしました。

私が午後早めに行って、イシモチ調査をし、その状況で次のターゲットを決める予定です。

当日午前中はイシモチ釣りには絶好の南風。ちょっと期待しながら家を出ます。

釣り餌センターで状況を聞くと、

「イシモチは釣れる時もあるけど、行ってみないとわからない。濁りがあれば釣れるんだけどねえ・・・・」

とのこと。今日は南風なので、濁りに期待です。

嬉しい一匹目

釣り場到着は15：00です。

いつもの場所は波もなく、釣りやすそうですが、期待した濁りはイマイチです。

きむさんは一時間以内に餌屋さんに到着する予定なので、それまでにイシモチの状況を調べる必要があります。

そこで、速攻で投げ竿を出します。久々の投げ竿の本格使用です（GWにシャコ釣りでは使われましたが・・・・）。

二本を北側に出し、三本目を南側に入れると、三本目にすぐ当たりがあります。

しかし、小さい当たり・・・・やはり上がってきたのはクサフグでした。

フグが発生しているようだと、明るいうちの釣りはダメかな・・・・

と思っていると、2本目の竿に当たりが出ます。

竿を持つと、軽いのですが、魚が付いているようです。

期待通り上がってきたのは今年初のイシモチです。

サイズは20センチほどですが、嬉しい一匹です。

これは今日はイシモチいいかも、と期待して、すぐに同じ場所に投げ込みますが、これっきりです。

そこに、きむさんから電話があります。

「どう？」

「イシモチ一匹釣れた。」

「一匹だけ？」

「うん。でも一投目だよ。」

「う〜んどうしようかなあ・・・餌屋でアジの様子聞いてからもう一度電話するね。」

ということで、一旦電話を切ります。

10分後に再度電話。

「とりあえずそっちにいくわ」

「あ、そう。アジダメなんだ。」

「釣れてるとは言ってたけどねえ。」

「じゃあ、イソメと鈴買ってきて」

「了解」

ということで、16:30頃、きむさん合流です。

「どう？」

「いや、あれっきり。」

「じゃあ、ダメかなあ・・・」

「ともかくフグが多いし、濁りもイマイチだから、夕マズメにならないとダメだと思う。」

「じゃあ、夕マズメ勝負か・・・・」

私は、餌の消費を抑えるため、浮き釣りに転向です。

で、釣れたのは・・・・またもクサフグでした。

夕マズメになったけど

さて、夕マズメになってきましたが、やはり当たりはありません。

日が沈み、これから30分が勝負と気合が入ります。

全ての竿に餌を付けて再投入です。

しばらくすると、一番沖に出していた竿が引きずられて倒れたようです。

きむさんが立て直してくれますが、どうも根掛かりで上がらないようです。

竿を受け取って、引いてみると、確かに根掛かりのようですが、少し動く気もします。

巻き上げることができるかな・・・・とゆっくり引いてみると、やはり根掛かりっぽくて無理のようなのですが・・・・なぜか突然、その根が右に動きます。

「おお？　魚がかかってるみたい？」

「え、なに？」

「何だかわかんないけど、すごく重い。きむさんタモ準備してくれる？」

「タモ、網が無いよ。」

「竿ケースのポケットに有る筈だけど？」

「入ってないよ・・・・」

実は、新しく買った竿ケースにはポケットが二つあり、小さい方のポケットでもタモが入るのが嬉しくて、そこに押し込んでいたのですが、きむさんは当然のように大きい方のポケットを見て、入ってないと判断したようです。私もその時点では、もしかすると忘れたかな、と思ったので、タモは諦め、何とか寄せてみることにします。

動くので、魚であることは間違いないのですが、首を振ったり、逃げようと抵抗したりもしません。ただ単に右に真っ直ぐ進むだけです。

「これは、サメかエイだよ。」

「スズキじゃないの？」

「いや、スズキならもっと抵抗すると思う。これはサメっぽいなあ・・・・」

と言いながら、ジワジワト寄せます。やっと魚が浮いてきました、。

「せめて姿だけは見ようね。」

「了解。もうすぐ上がるよ。」

「何かなあ・・・・」

「ほら上がってきた。やっぱりエイだ。」

針に着いていたのは、直径50センチ程度のエイです。

この程度のエイなら、上がりそうなものですが、重くて全く上がりません。

竿が折れそうです。

「だめだ、上がらないや。」

「じゃあ、糸引っ張ってあげたら。」

「じゃ、竿持ってて。」

ときむさんに竿を渡し、糸を引いてあげようとしますが、やはり重くて上がりません。

なんどかしているうちに、波にさらわれ、ついに仕掛けがモトスから切れて、エイは海に帰っていきました。

このイベントで、大切な夕マズメの時間を20分ほど使ってしまい、貴重な体力も失いました。

暗くなるまで釣ったけど

その後、イシモチ釣りに戻りましたが、結局夕マズメもイシモチの姿は無く、完全に暗くなってしまいました。

風も来た風に変わり、強く吹きはじめました。

「だめだね。」

「この時間までダメだとダメだよね。」

「やめようか。」

「やめてアジに行く？」

「でも、コマセが無いとなあ・・・・」

「付けエサならあるよ。」

「とりあえずイシモチは止めよう。」

ということで、片付けに入ります。19:30頃です。

私が浮き釣りを片付けて、戻ると、きむさんが一本目の竿を上げています。

「また事態を複雑化させてしまった。」

「え？どうしたの？　あ、釣れたんだ。」

きむさんがこのタイミングで一匹イシモチを釣ってしまいました。

これで、もう一度だけ餌を付け直して投げることにしましたが・・・・結局この一匹で終わりでした。

20：00に片付けて、堤防を出ます。

「どうする？　アジに行ってみる？」

「風も出てきたし、ここで潔く負けを認めて帰ろうか。」

「うん。この風だと向かい風で釣りにくいよね。」

ということで、納竿となりました。

今日の釣果

今日の釣果は、イシモチ1匹でした。きむさんの1匹ももらったので、持ち帰りは二匹となりました。

塩焼で頂きました。