201410月中旬

今回の狙い

義弟が深場の大物釣りに行きたがっているのですが、毎週末台風で出れません。

今週も台風ですが、北進が遅れているので、なんとか大丈夫そうです。でも、風が強い予報なので、義弟の出たい外房側は止めて、内房側にすることにしました。

内房側の予報も風が5mを超えそうです。波も1.2mと、ここにしては高い波ですが、周期が12秒以上なので釣りにくくは無さそうです。

そこで、義弟にメールします。

「明日は私は近くでカワハギ釣りするから、深場に行きたいなら行って来れば? エンジントラブルの時には迎えに行くよ。」

すると、

「深場は諦めるから、そっちに乗せて」

というメールです。

ということで、二人でカワハギ釣りに行くことにしました。

カワハギは昼間の釣りなので、急がなくて大丈夫ですから、8:00集合とします。

予定外の凪

当日はいつもの調子で出発したものの、いつもより時間が遅いことを忘れていたので、渋滞に捕まってしまいます。

すると、予定時間よりも一時間も早いのに、義弟から電話です。

「もう着いちゃったよ。」

「え〜早いね。こっちはまだ一時間かかるよ。」

「海はべた凪だよ。風も全然ないよ。」

「え?本当? 確かに台風の動きが遅くなってるようだけど・・・・」

「これなら沖にも行けるよ。」

ということで、義弟は沖に行く気満々です。

私の方は、今日はカワハギのつもりだったので、電動リールを持っていません。コマセも買ってありません。

弟に再度電話し、コマセの調達を頼むと、持っているので大丈夫という返事。で、とりあえず向かうことにしました。

高速でさらに故障車渋滞に捕まり、現地到着は8:30になってしまいました。

早速ボートを組み立て、出航です。

出航は9:25でした。まずはカワハギです。

カワハギ活性高し

一年ぶりのカワハギポイントに入ります。

今回は様子見なので、アサリも前回の残り分しか持ってきて来ません。カワハギの肝和えを食べるには、良型が5匹も釣れれば十分なので、最低5匹、最大でも10匹と決めて釣り始めます。

ちなみにアサリ餌は少ないものの、前回の釣りでカレイ釣りが不発だったので、私の青イソメに加え、青イソメを全く使わなかったきむさんの青イソメまでもらってきたので、青イソメはたっぷりあります。アサリが無くなったら、青イソメで釣れば何とかなるだろうという計画です。

まずはアサリで釣り開始です。

竿を入れるや否や、当たりが頻発します。で、あっとういうまに、餌は綺麗に取られてしまいました。

一年ぶりのカワハギ釣りで、やり方を思い出す前に、餌取りの洗礼です。

しかし、活性が高いと言うのは楽しい釣りです。餌を付け直して入れます。

すると、早速釣れました。カワハギです。20センチ弱ですが、充分です。

次に竿を入れると、またすぐに当たり、今度は23センチ程度の良型が釣れました。

あまりに当たりが多いので、アサリでなくてもいいかもということで青イソメを付けて入れてみると・・・・ベラです。

ササノハベラ、キュウセン、オハグロベラ・・・・・スジハゼやキタマクラまで釣れてしまいます。

餌取りのオンパレードで、カワハギは釣れません。

やむなくアサリに戻すと、またカワハギです。

次はすごく重いあたり。大型のカワハギか?と期待したのですが、良型カワハギとカサゴの一荷でした。

義弟はカワハギ釣りには興味が無いようで、私がイソメで釣ったスジハゼを泳がせて釣っています。でも、当然なにも釣れません。

私の方は、アサリ餌に戻してからは、半分以上がカワハギになり、あっという間に5匹をクリアです。(後で数えたら、実際には7匹釣ってました。)

で、アサリ餌もなくなります。

「5匹クリアしたから、もうカワハギ止めて、深場に行ってもいいよ。」

「じゃあ、このまま流されて深場にいこう。流されている間にも釣れるよ。」

ということで、流しながらカワハギ釣りです。結局真剣なカワハギ釣りは30分でした。

流しながらの釣りは、根掛かりが多くなります。

そして、餌がイソメなので、ベラばかり釣れます。

やはりカワハギはアンカリングして、アサリ餌でじっくり狙うのがいいですね。

風に流され徐々に深場に

東風に流され、船は徐々に西に流れます。

沖根と呼ばれる場所まで来ました。このあたりまで来ると、深くなるので、遊漁船のカワハギ釣りが来ています。

しかし、カワハギは釣れません。

砂地の上に出たようで、トラギスが釣れました。

カワハギもいるはずと思い頑張ってみると、やっと釣れましたが、ワッペンサイズ。

当然リリースです。

結局ササノハベラ、キュウセンばかりが釣れます。

11:00過ぎ、また小さいあたりに合わせると、乗りました。

またベラを釣ってしまったなあ・・・・と思いながら巻き上げてみると、ササノハベラに似ているものの、どうも違います。

よく見ると、ベラではありません。

この魚、現場では魚名が分からなかったので、キープされてしまいました。

自宅で調べたところ、オキゴンベと呼ばれる、船釣りでは定番の外道だそうです。

まだまだボート釣りでは新しい魚に出会えそうです。

その後は久々のイトベラが釣れたりしましたが、目立った釣果はありません。

深い海からカワハギ仕掛けでベラを釣るのにも疲れたので、ここでコマセマダイ仕掛けに変更です。

根の上は釣果なし

ここは、水深40mを超えるあたりに、一か所根があります。

そこだけ水深が20mを切るほど高い根です。

ボートはその根の上に流されてきました。

根の上には魚影が沢山見えます。

早速コマセサビキを入れてみると・・・・

ネンブツダイとササノハベラが釣れました。

どうも魚探に写る魚影はネンブツダイのようです。

しかし、ネンブツダイの下には、大型魚が潜んでいる可能性があります。

そこで、根の外れあたりでアンカリングして、マダイ狙いをしてみることにしました。

一時間ほど、この根の上で釣ってみましたが、結局大物は来ませんでした。

またアンカーを上げて流しです。

義弟に大物

水深は徐々に深くなります。

電動リールを持ってこなかったので、私の方は、底に餌を降ろしたまま流します。

これには、トラギスやクラカケトラギス、オキトラギスが掛かります。

一度、オキトラギスの背中に歯形がついて上がってきました。

ヒラメかコチに噛まれたようです。

そのうち、針が無くなり始めます。どうもフグがいるようです。

水深も70mを過ぎます。

天候は益々よくなり、風も弱くなってきました。

あの天気予報は何だったのでしょうか。

最高の釣り日和です。

義弟は、重いメタルジグとか、200号の錘とか、色々新しい道具の使い勝手を試しています。

釣る練習という感じです。

その練習中の義弟が突然叫びます。

「何かかかった」

「え?何してたの?」

「ワームを上げてたら途中で何か食った。」

「まだ掛かってる?」

竿を見た限りでは、あまり強いあたりでは無さそうです。

「手に魚の感触があるから、何かは掛かってる。」

「何だろうねえ・・・」

水深100近くからの巻き上げなので、結構時間がかかります。この時間が楽しい部分でもあります。

巻き上げて、魚影が見えます。

赤い背中が見えたので、マダイか?と思ったのですが、何と、大型のホウボウでした。

しっかりとワームを咥えています。

底ではなく中層で食ったということなので、ホウボウも中層まで浮いてくることがあるのですね。

底から追ってきて食ったのかもしれません。

いずれにせよ、50センチ近いホウボウは、驚きの釣果でした。

これに気を良くして、義弟は同じ釣りを続けます。

その後も、二度ほどあたりがあり、ワームは食いちぎられて上がってきました。

ただ、二度目のワームを見ると、食われた跡が菱形です。

これはフグの可能性が高いですね。

大型のフグが食いついているようです。

結局15:00まで、粘りましたが、釣果なく、これで納竿としました。

15:30に帰港しました。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、カワハギ8匹(1匹リリース)、カサゴ1匹、ベラ多数(キュウセン2匹だけキープ)、トラギス多数(オキトラギス一匹だけキープ)、オキゴンベ、ネンブツダイ(リリース)、スジハゼ(リリース)、キタマクラ(リリース)でした。

一年ぶりのカワハギの肝醤油刺身は最高でした。

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