201411月中旬

今回の狙い

久々に釣り日和の週末です。でも、今週はきむさんも義弟も出撃できません。きむさんは春までの間、しばらく休養となりそうです。私の方も、土曜は夜に予定が入っていたので、日曜の朝に釣行することにしました。

ここのところ、必ずきむさんか義弟と一緒に釣りをしていたので、一人で釣りをするのは久しぶりです。記録を見てみると、春のワカサギ釣り、チカ釣り以来のようです。ボートでの一人出航となると、去年12月のヒラメ狙い以来ですが、その時は義弟も別途出ていたので、本当に一人で出航するのは数年振りです。

狙いは、一人用のボートで、どれだけ簡単に出れるかを確認することです。

ボート釣りはきむさんとの釣行が増えたので、二台のボートのうち、オレンジペコ320ばかり出撃させており、以前購入した一人用のワンダーマグ242が全く使われていません。ワンダーマグはエレキで使っていたので、一馬力のジェイモを積んでの出撃も試したことがありません。折角作ったランチャーシステムも使っていません。

ということで、ワンダーマグ242で、できるだけ軽く出撃する実験として、内房のカワハギ釣りを選びました。カワハギ釣りならクーラーも持ち込まなくていいし、アンカーも岩礁帯用の軽いのでOKなので、相当軽くできそうです。

日曜なので、12時までということに決め、4時45分に家を出ます。朝方は風が少し強い予報だったので、コンビニで朝食を食べながら時間をつぶします。

このコンビニは、釣り客と思われる人でいっぱいでした。ちょうど釣り船の集合時間前なのでしょう。一台、アカシヨットのボートをカートップしている人もいました。この方、コンビニを出て、私と同じ海岸に向かったようです。

海岸に着くと、既に一台ゴムボートが海岸においてあります。どこかで、空気ポンプの音もしています。今日はボート族が多いようです。

早速私も組み立てます。オレンジペコ320に比べ、ワンダーマグ242はかなり小さいので、軽くて組み立ても簡単です。空気もすぐ入ります。

竿は底たたき用と、空中釣り用の2本のカワハギ竿を持ち込みます。

前回のカワハギ釣りでベラの猛攻を受けたので、今日は空中釣りを試してみる予定です。実はネット等で、ベラの攻撃を避けるためには空中釣りが有効という記事を読んだのです。今日はこの記事を参考に、ベラ猛攻地帯でのカワハギ釣りに挑戦です。

クーラーは載せず、スカリと発泡スチロール箱だけ搭載します。気温が4度と寒いので、この装備で全く問題なさそうです。

ジェイモのエンジンは軽いので、ボートを自作ランチャーのせて海岸まで快適に運ぶことができました。

準備を終えて、さて就航しようかなとしているところに、一人の男性がやってきました。

「これから出航ですか?」

「ええ、そうですよ。」

「ここは良く来られるんですか?」

「カワハギ釣りの時はここに来るんですよ。ここだと砂が固いので、一人で出せるので。」

「私も今日は一人なんで、一人で出せるところを探してここに来たんです。」

「カワハギ釣りですか?」

「カワハギとマダイをやろうと思って。」

といろいろ情報交換しました。その人によると、今日は久々の釣り日和週末なので、今週末の遊漁船は劇混みだそうです。それに比べると、ボートは平和でいいですね。

さて、準備もできたので、7:30に出航です。

ここでトラブルです。デジカメがスイッチが押されたままの状態でかばんに入っていたようで、電池切れの表示です。それでも数枚は取れそうだったので、持ち込みますが、GPS機能は使えませんでした。

魚探とエンジンが干渉

出航後は、ランチャーを写真のようにボート前部に載せていくことにしました。

今日は一人乗りなので、ボートが広いのです。クーラーもないので、余裕の船上です。

しかし、エンジンをかけてみると、魚探の振動子とエンジンが干渉して、まっすぐ走れないことが分かりました。

この調整をしているうちに風に流され、もうすこしで浅瀬で転覆するところでした。危ない危ない。

結局魚探の振動子は外して横に取り付け、カワハギポイントに向かいます。

とりあえず、いつものポイントに入ります。ベラとの戦いの練習なので、いつものポイントが最適なのです。

ポイント到着は8:07でした。

今日もベラ攻撃

一投目からすぐ当たり、ササノハベラです。今日もベラの活性は高そうです。

ただ、先週食べたベラの塩焼が美味しかったので、今日はベラも大型は持ち帰る予定です。

早速空中釣りを試してみますが、なかなか餌を追ってきません。当たりが無いなと思っていると、いつの間にか餌はきれいさっぱり無くなっています。ちょっと下に降ろすと、釣れるのはベラばかりで、なかなかカワハギが釣れません。

一匹目のカワハギが釣れたのは、8:27分でした。

ただ、サイズはいつも通りいいので、安心します。このサイズなら三匹もあれば十分です。

しかし、その後もベラ攻撃で、カワハギは釣れません。

その上、今日は珍しく、ワッペンサイズが多く混じります。

その後三匹連続ワッペンでした。

これは勿論リリースです。

餌は、付けて投入すると、10〜20秒ほどで綺麗になくなります。この間に小さなあたりが1〜2度あるのですが、針には乗りません。全く当たりに気が付かないまま餌が無くなることもあります。

その後、やっと一匹23pの良型が釣れるものの、

あとはワッペンのオンパレードです。

三匹目のキープは15センチ程度のギリギリキープサイズでした。

今日の初物たち

ベラは、今日はキュウセンが何故か釣れませんが、ホシササノハベラ、オハグロベラだけでなく、色々なベラが釣れます。

まずは前回きむさんが釣ったニシキベラの雄が釣れました。

私としては、千葉で釣るのは初めてです。

ホンベラのオスも釣れました。これまで写真集に掲載していたのは、オスではなくメスだったので、オスを写真集に追加です。

ちなみに、これら2種は元々小型種ですが、今日はササノハベラもこのサイズがよくかかります。それも、当たりに合わせると、スレで掛かって上がってくるのです。つまり、餌の周りに小型のササノハベラがうようよと群がっているということですね。これでは、餌がすぐなくなるのも当然です。

そんな中で、ついに釣りました。アカササノハベラです。

釣った瞬間に、体色が黄色いので、アカササノハベラだとわかりました。これは小型でしたが、同定のために持ち帰りとしました。オスかメスかはちょっと迷うところですが、オスでしょうか。

しかし、ホシササノハベラとアカササノハベラ、全く同じ場所に住んでいるのですね。これだけそっくりなのに、どうして混血種が生まれないのか不思議です。

カワハギにもいつもとは違う種類が釣れました。ウマズラのように見えますが・・・・・

これはキビレカワハギです。ボート上でも、多分そうだとは思ったのですが、1997年に鹿島港で釣って以来の久々の獲物だったので、ちょっと同定に自信が無く、これもリリースサイズだったのですがキープされました。

ちなみにキビレカワハギは、頭頂の角が目の上から出ます。ウマズラは目の後ろです。これだけ覚えておけばすぐわかるのでした。船上では、どっちが目の上から出るのか記憶があいまいだったのです。

その後もベラとワッペン

さて、カワハギ狙いは、その後もベラとワッペンです。

11:09分、いつもの釣り場をあきらめ、アンカーを上げてそのまま流してみると・・・

一匹良型が釣れました。

しかし、またその後はワッペンです。

次に思いっきり移動して、これまで釣ったことのない場所に入ってみました。

しかし、ここで釣れるのもワッペンです。

今日はベラを避けるために空中釣りをしているのですが、どうしても当たりが少なくなります。

底に落とすとベラの猛攻で、あっという間に餌が無くなります。

しかし、それでも当たりが無いより楽しいので、果敢に底を攻め、何とかキープサイズをもう一匹釣るものの

またワッペンに戻ります。

ふと周りを見ると、今日はボートが沢山出ています。見える範囲内でも、ゴムボートが5隻、FRPが2隻います。もう一隻は珍しいポータボートのようです。

さすが好天の日曜ですね。

私の方は、12:00になったので、まだアサリ餌は残っていましたが、ちょうどカメラの電池が切れた音がしたので、予定通り納竿して帰りました。

今日の釣果

結局今日の釣果は、カワハギ15位(持ち帰り5匹)、キビレカワハギ1、ホシササノハベラ多数(持ち帰り4匹)、アカササノハベラ1、オハグロベラ数匹(リリース)、ニシキベラ1(リリース)、ホンベラ1(リリース)でした。

今回は、ベラの猛攻を避け、空中釣りでカワハギを狙う計画でしたが、その狙い通り釣れた良型は2匹でした。空中釣りは難しいですね。

前の日誌 次の日誌