2015年2月上旬

今回の狙い

今週は、冬の恒例サヨリ釣りです。

きむさんが知人に状況を確認してくれたところ、日によってむらはあるものの、釣れているようです。

ただ、釣り場は大混雑で、7時前に行かないと場所が無いそうです。知人の方も、同じ日に出撃するそうです。

ということで、6:30集合で計画します。

義弟の方は、ボートを出したいと言っていたのですが、我々がボートに行かないことにしたので、諦めたようです。サヨリ釣りを見に来る予定です。

当日は、いつもの場所とは反対側の岸であることを忘れていたので、ちょっと遅れ気味になってしまいます。15分遅れペースです。

到着してみると、既に釣り場は一杯です。

きむさんは、一番端の角に場所を確保していましたが、角を曲がった場所では釣れなくなる気がするし、航路側に竿を出すときむさんの邪魔になりそうだったので、私は移動して、置き竿にしたままその場にいなくなっている人たちの間に入ることにしました。特に左側の人は間違いなく一人のようなのに、二本竿を出していたので、この場所の専門家ではなさそうなので、入っても大丈夫という判断です。

釣れない・・・・

釣り開始は7時頃です。しかし、釣れません。周りも全く釣れていません。

まあ、サヨリ釣りは、椅子に座っての楽チン釣りなので、淡々と釣り続けます。

両隣の人は、たまにやってきては、ちょっと釣ってみて、釣れないとみると去っていきます。車の中で暖まっているのでしょうか。

本当に今日は釣れていないようです。

8時頃、やっと浮きが沈みます。

合わせてみると、釣れました。

一年ぶりのサヨリです。

さあ、これからだ・・・と思ったのですが、続きません。

30分後にもう一匹釣れた後は、全く釣れなくなってしまいました。

きむさんが、釣友に様子を聞きに行ってみると、今日は今シーズンで一番釣れない日だそうです。

これはダメそうです。

10時頃、義弟が到着しますが、釣れていないので、竿を出さずに見ているだけです。

きむさんも、ウミタナゴやメバルを釣った後、サヨリを一匹釣ったようですが、それっきりです。

「どうする?」

「止めて帰る?」

「チカに行くってのは?」

「前回のところは入れないんじゃない?」

「千葉の港探してみるのは?」

「ああ、じゃあ、チカ探しに行こうか」

ということで、サヨリは諦め、チカ探しに行くことになりました。10時過ぎに現地を出発です。

良い場所見つからず

今回は、千葉側の港を探してみることにして、衛星写真であたりを付けた場所に向かいます。

しかし、一つ目の場所は、工事中で入れません。

仕方がないので、二つ目の港に行ってみます。

そこは、漁師さんが網の手入れをしていましたが、港の水深は浅く、釣り人も全くいません。

どうもだめそうです。

義弟が、茨城側の港でヒラメ釣りしている人がいるというので、それを見に行くことにしました。

到着してみると、今日はヒラメ釣りの人はいないようです。

仕方がないので、以前チカ釣りをした場所に行ってみますが、そこも誰も釣っていません。

唯一の釣り人はヘチ釣りでアイナメ狙いだそうですが、チビカレイやチビメバルしか釣れないようです。

結局ここも諦めて、前回チカを釣った場所に行ってみることにしました。

チカ釣り場は今日も混雑だが・・・・

前回チカ釣りをした場所には、今日も沢山の人がいました。

しかし、食いは渋いようです。あまり釣れている感じではありません。

こういう時は、一本針の方が良いので、早速サヨリ仕掛けを出してみます。

しかし・・・・当たりはありません。

きむさんは、竿を出さずに私の釣果待ちです。

義弟は港のあちこちで探り釣りです。

私は、前回使ったパニック仕掛けを取り出し、チカ釣りの準備です。

「Gakuさん、この仕掛け、当たってるよ。」

ときむさんに言われ、見てみると、確かに浮きが沈んでゆっくり動いています。

やっとチカが釣れたか・・・と竿を起こしてみると、重くて動きません。そのうえ、急に右に魚が泳ぎ始めました。

これはチカではありません。

「おお、大きい。ボラか?」

「え? なにが釣れたの?」

「わかんないけど、多分ボラだよ。でも、このサヨリ仕掛けじゃ絶対に上がらないよ。」

といいながらも、竿の弾力を借りて魚を寄せてみます。

すると、魚の背中が見えました。

「ああ、マルタだ。」

「上げてよ。」

「無理だよ、絶対。」

と言っていると、近くにいた釣り人が、タモを持ってきてくれました。

「ありがとうございます。」

とタモを借りて、魚を入れます。

上がってきたのは50センチを超えるマルタでした。

マルタはウグイの仲間ですが、泥臭くて通常は食べません。よく、ハリス止めにハリスが挟んであるだけのサヨリ仕掛けで上がってきたものです。

口の周りには、私の針以外にも、何本も小さな針が刺さっていました。この場所で、チカ釣りの人の餌を食っているようです。

きむさんが写真を撮ってくれるというので、このマルタを持って写真におさまりました。半分冗談の、苦笑いの写真です。

しかし、昨年のワカサギ釣りでのブラックバスといい、どうも私のワカサギ釣りには、役に立たない大物が付いてくるようです。

このマルタ、義弟にも見せた後、リリースしました。

これからも、皆のチカ仕掛けを食い荒らすことでしょう(笑)

このイベントで、今日の釣りは満足しました。

地元のおばさんとおじさんの言葉で戦意喪失

さて、このマルタにサヨリ仕掛けを取られたので、パニックサビキに替え、本格的にチカ釣りを続けます。12:30です。

しかし、やはり釣れません。周りでも釣れている様子はありません。

そこに、地元のおばさんが、犬の散歩をしながら通りかかります。

「釣れんでしょう」

「ええ、全然ダメです。」

「潮が満ちてこないとだめよ。」

「やっぱりそうですか。」

「潮と一緒に上がってくるからねえ。」

と言い残して、そのおばさんは去っていきました。

「今日の干潮何時?」

「今が干潮だよ。」

「じゃあ、まだ一時間くらいはダメかなあ・・・・」

といっていると、今度は地元のおじさんです。

「潮が満ちんとダメじゃろう。」

「ええ、それを待ってるんです。あと一時間くらいですかねえ。」

「いやいや、そんな早くないよ。昨日は3時頃だった。」

「じゃあ、今日は4時ですか?」

「そうだね。夕方にならんとだめだね。」

このおばさんとおじさんの言葉で、戦意喪失です。

きむさんが13:30まで釣れなかったら撤収しようというので、13:30まで釣りましたが、やはりだめでした。

チカは釣れず、撤収です。

今日の釣果

結局今日の釣果はサヨリ二匹でしたが、きむさんが釣った一匹をくれたので、持ち帰りは三匹でした。

きむさんが、今年のサヨリは小さいと言っていたのですが、きむさんが釣ったのが特に小さかったようです。

お刺身で美味しくいただきました。

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