2015年4月下旬
今回の狙い
さて、GWになってきました。GWに一番行きたいのは外房のイサキです。毎日天気予報とにらめっこです。
ここ数日は、なかなか良い感じの海なのですが、外房方面は波が少しあり、南風だと出にくくなるのでイマイチです。
きむさんに、外房は今回はやめようと提案し、内房で何が釣りたいか尋ねたところ、イサキとの返事。
内房でのイサキ狙いは、昨年の秋に一度挑戦したのですが、失敗しています。
この釣り場に再挑戦することにしました。
義弟にメールすると、彼も来るとのことですが、こちらは到着が遅くなるので、先に出てもらうことにして、それでも前回より一時間早い出発を計画します。
当日は、きむさんが5時、我が家発が6時、で渋滞無く7:45分頃現地到着でした。
前回はイサキ狙いで、ポイントから一番近い場所から出しましたが、今回はイサキがダメなら底物に移行する予定だったので、少し遠くの出しやすい海岸から出すことにしました。
凪の海を一路イサキポイントへ
駐車場にはすでに義弟の車が停まっています。隣に車を停めてボートを組み立て、出航は8時半でした。
今回は、前回取り付けに問題のあった魚探の振動子も改良してきたので、すぐに取り付けることができました。
しかし、出航して走ってみると、スピードを出すと、すぐに底をロストします。
位置をわずか5センチずらしただけなのに、水流が全く違って、泡切れするようになってしまったようです。
折角の初めてのコースなので、残念ですが、今回は地図つくりは諦めて、釣りに徹することにしました。
今日は本当に良いボート日和で、風も波もありません。
出航したところで義弟に電話してみます。
「おはよう。どこにいるの?」
「250mラインだよ。」
「釣れた?」
「いつもの赤いやつ。」
「ノドクロ?」
「そうそう。」
ということで、釣果はユメカサゴのようです。しかし、今回は電動リールを使わないモードなので、我々は深場には行くわけにはいきません。
一路イサキポイントを目指します。
イサキポイントまでは、大型定置網を迂回しての遠い道のりなので、途中時々止まりながら、約40分かけて到着です。
前回の釣りの時に、遊漁船が釣っていた一つ目の場所です。
しかし、魚影はありません。
一匹目はバラシ
とりあえず、ここで釣ってみることにしました。水深は35mです。
イサキ・マダイ狙いの欲張り仕掛けにオキアミを付けて投入です。
暫くして、当たりが出ます。何か掛かりました。
イサキかアジか・・・・と期待しつつも、ウマズラっぽい引きです。
ワクワクしながら糸を巻きますが、あと10mのところでふっと軽くなります。
仕掛けを回収してみると、マダイ狙いの先端の針が、ハリスを噛み切られていました。
4号ハリスですから、普通の魚に噛み切るのは無理です。釣れていたのはフグだったのか、それともウマヅラだったのか、いずれにせよ、そのどちらかでしょう。
気を取り直して、再度投入です。
すると小さなあたり・・・・上げてみるとエソでした。
エソには色々種類があるので、新種かと期待したのですが、唯一釣ったことのあるホシノエソでした。これはリリースです。
そこに義弟が到着します。義弟はここでタイラバをやるようです。
暫くここで釣ってみましたが、結局その後は当たりがありません。とりあえず少し移動することにしました。
根回りでメジナ
さて、二カ所目です。根回りの水深10mに入り、そこから深い方に流れていきつつ探ろうという計画です。
ちょっと南の方には、緑色の遊漁船が入っており、何か釣っていますが、全く釣れている感じはありません。
こちらにも全く当たりがありません。
仕方ないので、少しだけ遊漁船に近づいてみます。水深40mです。
すると、水深25〜35mに魚の反応です。あわてて、そこに落とします。
しかし食いません。探り直しで、もう一度底まで落とします。すると、そこで強いあたりです。
群れの魚が食ったにしては、ちょっと深すぎます。しかし、引きがいいので、大型のアジかイサキが期待できそうです。
しかし、リールを巻いていると、どうも変です。イサキやアジにしては強すぎるのです。緩めのセットとはいえ、時折ドラグを引き出します。
どうも、アジ・イサキでは無さそうだな・・・・と思いつつ、上げてみると、上がってきたのは良型のメジナでした。
サイズは35センチ程度で、丸々太って美味しそうです。今日初の獲物となりました。
早速血抜きをして、刺身にできるようにしてクーラーに入れます。
そのまま、釣り再開です。水深は徐々に深くなり、50mを超えました。
ここで、またあたりが出ます。しかし、さっきのメジナのような強いあたりではありません。
これは、またエソかな・・・・と思ったのですが、上がってきたのは20センチ弱のマダイでした。
きむさんは、ササノハベラなどにいじめられ苦戦していましたが、ここで良型のカワハギを釣ります。
これを見て、カワハギを釣りたいなと、再度竿を降ろしますが・・・
また強いあたりです。
この当たりは知ってるぞ・・・・と思ったら、やはりまたメジナでした。
先ほどと同じサイズです。
これでお土産は十分です。
アジの噂に釣られて・・・・・・
さて、近くで釣っていた遊漁船でもメジナが釣れているようですが、イサキは来ないようです。
この遊漁船に放送がかかります。
「村井丸で、いい型のアジが上がり始めたということなので、そちらに行きます。」
遊漁船同士、色々と情報を交換をしつつ釣っているのですね。この遊漁船は、去っていきました。
我々も、ちょっと悩みましたが、この遊漁船の行った先に行ってみることにしました。
そこには、遊漁船が5〜6隻集まっています。遊漁船の邪魔にならないように、前後に入らず、よこの離れた場所で釣ってみることにしました。水深は65m前後です。
遊漁船からは、35mに反応出てるよ・・・などの放送が掛かっています。確かに、時折35mあたりに群れが通ります。これがアジの群れなのでしょう。
しかし、そこに餌を落しても食いません。
暫く釣っていると、遊漁船が隣にやってきました。雄栄丸という遊漁船でした。
後で調べてみると、この船はイワシ泳がせマダイ狙いだそうです。ここにはマダイもいるのですね。
少し移動して、別の遊漁船の軍団の方に行ってみます。そして、村井丸発見です。村井丸は、内房でアジ・イサキリレー船を昔からやっているベテランで、村井丸なら必ず釣らせてもらえると言われています。
しかし、今日は村井丸も苦戦のようです。釣れている感じはありません。
自宅に戻って夜に村井丸のHPを見てみると、この日に出たライトウィリー船の釣果は、イサキが0〜3匹で、殆ど釣れておらず、アジでさえ5〜8匹と、本当に釣れない日だったようです。
村井丸でさえ釣れないのですから、機動力で劣る我々が釣れないのは当然ですね。
ということで、ちょっとアジ・イサキには諦めがつきました。
この村井丸の近くの釣りでも、アジは釣れませんでしたが、釣果はありました。
良型のカサゴです。
ウッカリカサゴを期待したのですが、本カサゴでした。
これは煮つけ決定ですね。
北の方に遊漁船が入り、また水深30mを指示しています。
ここの水深は60mほどあるので、魚が浮いているのだなと思っていましたが、遊漁船が去った後に、その場に行ってみてびっくり。
そこは、水深30mの根でした。
この根の周りに魚が集まるのですね。それで、この場に遊漁船が集まっていた理由が分かりました。
根の上には魚の群れです。
しかし、根の上に張り付いている魚はネンブツダイ系の気がします。
でも、一応竿を降ろしてみることにしました。
すると、これに小さな獲物が掛かりました。
オキメバルの仲間のトゴットメバルです。
これは私にとって新種なので嬉しいですね。
早速図鑑に追加しました。
結局、このオキメバルでここは諦め、また最初の根回りに戻ることにしました。
再度根回りでメジナ
今回は水深25mから徐々に深くなる場所です。
この場所で小さなあたりで最初に上がってきたのは、またもホシノエソでした。
このあたりには、エソはホシノエソしかいないのでしょうか・・・
ボートを戻して二回目の流しです。
水深は30m程度ですが、25mあたりに魚の反応が出ています。
早速そこに落としてみますが、食いません。
ダメだな・・・と思っていると、強いあたり。
またメジナです。その後メジナを2匹追釣し、メジナしか釣れないってことで、この場をあきらめました。
深場底物
アジ、イサキをあきらめ、きむさんの第二の希望の深場のイトヨリ狙いに向かいます。
場所は出航場所の正面あたり、水深50〜60mです。
ここで、餌にアオイソメも登場させてみました。
このアオイソメ、先日鹿島灘の出航場所探しに行った際に買ったけど、使わなかったものです。
氷を入れたクーラーに入れておいたところ、元気に生きていました。
早速釣り開始です。
で、当たりが出ます・・・・が、ヒメでした。リリースです。
きむさんもヒメとトラギスです。
底に落とすとヒメやトラギスの餌食になるので、餌を浮かせてみますが、そうすると当たりがありません。
仕方ないので、また底に落としてみます。
すると、結構よいあたりがあります。
上がってきたのはオキイトヨリとオニカナガシラでした。オニカナガシラはリリースですが、オキイトヨリは良いサイズでした。
これに気を良くして、更に底を狙いますが、やはり底を狙うと、トラギスですね。次は良型のクラカケトラギスでした。
この頃から風が吹きはじめました。しばらく待ってもやみそうにありません。
最後にカナガシラを上げて納竿としました。
本当は、最後にキス釣りをして15:00に上がる予定でしたが、風で14:15分に強制的に納竿となりました。
上がってみると、義弟の車は無く、先に帰ったようです。後で聞いたところ、タイラバもイカもダメだったようです。
今日はあちこちの釣り場まで走ったので、走行距離は約20キロに達しました。ガソリン5リットル使ったので、リッター4kmってことですね。
今日の釣果
今日の私の釣果は、メジナ5、カサゴ1、オキイトヨリ1、クラカケトラギス1、カナガシラ1、マダイ1、トゴットメバル1、ヒメ1(リリース)、オニカナガシラ1(リリース)でした。
今日の料理
さて、メジナですが、きむさんから鱗を付けたまま焼くという方法を聞きました。
ネットで検索すると三重県水産研究所のページにも同じ料理が載っています。早速それを試してみました。
潮をたっぷりしたので、焼き上がりは潮窯焼きの感じですね。
皮を剥ぐと、身は蒸し焼きのようにふっくらしてて、とても美味でした。
刺身は、皮付きの炙りが美味しいという記事を見たので、やってみましたが、これはイマイチでした。
皮の部分が固くて、美味しく楽しめませんでした。やはり普通の刺身がいいですね。
カサゴは当然に付けです。美味しい煮つけになりました。
そしてメジナのあらで潮汁です。完ぺきな夕食ですね。煮つけと潮汁を作ったのは家内ですが(笑)
ではでは
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