20156月中

今回の狙い

先週外房でイサキを釣ったので、今週は地元でキスでも釣るかなと思いつつ天気予報を眺めます。

梅雨の天気は予報しにくいので、天気図を睨めながら週末の状況の自己予想です。ここのところの天気図は、高気圧や低気圧が沢山あるややこしい天気図のように見えますが、よく見ると、高気圧と低気圧の気圧の差が10hp位しかない、平坦な気圧配置であることが分かります。これなら、あまり風や波を気にせず釣りが出来そうです。

きむさんと行先を相談したところ地元鹿島灘のキスは、まだ安定しないようで、当たりはずれがありそうです。内房も好天ですが、まだアジが釣れていないので、イマイチ狙いが定まりません。きむさんが、先週のイサキが美味しかったので、今週も外房でもいいよというので、珍しく外房に連続出撃することにしました。

今週は前回より波が良さそうなので、投げ竿や青イソメの準備はせず、オキアミのみです。キスもオキアミで釣れるということなので、どうしてもイサキが釣れないときは、キスをオキアミで狙うという計画をたてます。

義弟はヒラマサを狙うってことで、早朝に出発。我々はいつも通り6時に我が家を出発です。

港到着は8:30頃。今日はボートが沢山出ているようで、駐車場にも車が沢山止まっていました。

いつも通り準備して、9:15分に出航です。今週は水温も高そうで、きむさんが測定すると22度ということのようです。

イサキポイントに直行

今日も先週と同じ場所から出航、まずはイサキポイントに直行です。ポイントまで15分走ります。

イサキポイントには数隻のボートが浮かんでいました。

ポイント到着後、まずは義弟に電話です。

「どう、ヒラマサ釣れた?」

「だめだめ、タイラバでウマヅラ一匹だけ。」

「だめなんだ。」

「朝は湾内でアジが入れ食いだったらしいよ。」

「へえ、アジがいるならいいね。」

と電話を終え、先週のポイントに流れていく場所で竿を出します。

そこに義弟が沖から戻ってきました。

「沖には全然魚影が無い」

「へえ、不思議だね。」

「ウマヅラ持って帰る?」

「あ、もらうよ。」

ということで、今日の最初の釣果は義弟から貰ったウマヅラでした。

「じゃあ、次はマハタポイント行ってくるわ」

と義弟はまた沖に戻っていきました。

こちらも真剣に釣り開始ですが、、、当たりはありません。

暫く流していると、近くで釣っていた3艘のうち2艘がこちらに走ってきました。

「どうですか?釣れますか?」

「いえ、今来たところで、これが一投目なんです。そちらは如何でしたか?」

「ダメダメ、イサキ一匹だけ。」

「そうですか。渋いんですね。」

もう一艘に乗っていたのは、いつも帰船後に駐車場でいろいろ話をする釣り仲間です。

「朝早く来て、一人で釣ってたら、どんどん周りにボートが寄ってきたよ。で、皆釣れるのに、俺だけ釣れねえ。」

「だめですか?」

「イサキ一匹だけ。」

ということで、今日はイサキが渋いようですが、「周りは釣れていた」の言葉に少し期待します。

しかし、その後も何も釣れません。

最初のポイントでは釣れないので、ポイントを探しつつ、もう一隻残ったボートに近寄って聞いてみます。

「どうですか?」

「だめだねえ。イサキ一匹。」

「皆さん1匹だけなんですねえ。」

不思議にみんな一匹釣れてます。一匹釣れると、諦めにくいので、難しいですね。

我々もポイントを変えつつ釣りますが、なかなか釣れません。魚探に魚影は出るのですが、食わないのです。

根の上で一度だけ小さなあたりが出ます。

ついにイサキか・・・と思ったのですが、釣れたのは小型のメバルでした。

10:18

これはリリースです。

そのまま暫く流れ、昨年9月にイサキを釣ったポイントあたりに入ったところで、少し大きな当たりが出ます。

メジナかな、ウマヅラかな、イサキだといいな・・・・と巻き上げると、イサキでした。ついにイサキ確保です。

10:24

やっとイサキが一匹釣れて、一安心。しかし、それ以降釣れません。

きむさんもイサキを一匹釣りますが、やはり苦戦です。

11時過ぎに根の上で次の魚が釣れましたが、イサキではありません。アカササノハベラでした。

11:18

「きょうはダメだねえ。」

「イサキがいないねえ。」

「どうしようか?」

「アジに行ってみる?」

「アジがいるならアジでいいよねえ。」

ということで、11:45分、イサキをあきらめ、アジ釣り場に向かいます。

アジもいない

アジ釣り場には10分ほどで到着します。しかし、ポイントに着いても何も魚影がありません。

場には魚影があるのですが、これはアジとは思えません。

とりあえず竿を出して様子見です。

遠くには、来るときに横を通ったリゾートマンションが見えます。このマンション、眺めが良さそうですね。

しかし、海からの強風が正面に当たると怖そうです。

そうこうしているうちに、義弟が戻ってきました。

「アジいないよ。」

「朝は釣れてたんだけどねえ。」

「魚影が無いよ。」

一度だけ当たりがあったのですが、上がってきたのは、予想通りクサフグでした。

「沖のポイントは遊漁船が来てて、やっぱりイサキは苦しんでた。」

「釣れてないんだ。」

「根の山の頂上にしかいないらしくて、そこには一隻しか入れないからねえ。」

「へええ、頂上にいるんだね。」

「今日は夕方までやるの?」

「う〜ん、イサキが釣れたらすぐ上がるつもりだったんだけどねぇ。」

「こっちはもう上がるよ。」

ということで、夜明けから釣っている義弟はここで上がるようです。

こちらはもう少し釣果が欲しいところです。

仕方がないので、最後の頼みのキス竿を出してみますが、これにも当たりがありません・・・・というより、一投目で、3本針のうち2本が無くなってしまいました。

どうも底はフグだらけのようです。

この場で釣っていても、進展は無さそうです。

「どうしよう」

「困ったね。」

「他のポイントは無いの?」

「あっちにもイサキポイントはあるけど、あっちでは釣ったことが無い。」

「じゃあ、さっきイサキが釣れたポイントに戻ろうよ。」

「え、また戻る?」

「だって、他には釣れそうな場所は無いでしょ。」

「確かにねえ・・・じゃあ、戻ろう」

ということで、また10分かけて先ほどの近くまで戻ることにしました。

イサキ発見

戻ってみると、一艘だけゴムボートが竿を出しています。

「近づいて釣れてるか聞いてみようか。」

「そうだね。」

「あれ?釣り人寝てない?」

「本当だ。じゃあ、釣れてないってことだ。」

「寝てるんじゃあだめだねえ。」

ボートの釣り人は、竿を二本出したまま、こちらのエンジン音も気にならないようで、爆睡中でした。

ということで、やはり釣れていないようです。

仕方がないので、魚探で魚影を探します。

すると、小さな根の頂上に、魚影があります。

「ここに魚影がある。真下。釣ってみよう。」

ということで、釣り再開です。

すると、すぐに当たりが出ます。いい感じの当たりです。上がってきたのはイサキでした。

きむさんにも当たりが出て、小型のイサキを一度に三匹釣ります。三本針なのでパーフェクトです。

「イサキがいたねえ。」

「戻ってきてよかったね。」

「今日はイサキ一匹で終わるかと思ったよ。」

イサキ釣り場へのリターンは大成功でした。

しかし、このポイントは狭く、すぐに流されてポイントから外れます。

そのたびに、ボートを戻して、釣り直します。

3回目の戻しまでは、毎回私かきむさんのどちらかが釣果を得ました。きむさんは、ついに念願?の外道、ウマヅラも釣りました。

しかし、4回目の流しで、ついに釣れなくなりました。

「釣れなくなったね。」

「イサキの群れが消えたみたい。」

「どうする?」

「群れを探して移動してみるよ。」

ということで、ゆっくり進みながら群れを探すことにしました。

群れの頂上で爆釣

今日はどうもイサキは根の頂上にいるようです。

そこで、根の頂上を順番に見て回ります。

すると、一つの根の上に、明確に群れがいます。

どうもこれがイサキのようです。

ちなみに、右の画像は自宅で今日一日の魚探の記録を表示してキャプチャしたものです。lowranceの魚探はこういうことができるのも便利です。

「きむさん、群れの真上に止めるから、下ろしてみて。」

「OK、深さは?」

「16m〜.13mの間。」

「了解。じゃ、13mを狙うね。」

ときむさんが下ろすと、早速当たりです。

そして、私の竿にも当たりです。

幸先よく、イサキが釣れました。

おりしも風が相当弱くなり、ボートが殆ど流されなくなりました。

一度の流しで2〜3度群れの上で釣れます。そして、ほぼ入れ食い状態です。

小型が多いようですが、小型が掛かった場合は、うまく待つと追い食いしてくれます。

追い食いさせるのも楽しいので、小型の時は追い食いを狙います。

この後、時折良型も混じりつつ、3度の3匹釣りをしました。

きむさんは、一度アジとイサキの一荷釣りもします。

「あれ?アジだ。」

「へえ、アジもいるんだ。羨ましいなあ」

ということで、私もアジを狙いますが、私の釣果はイサキです。

「入れ食いだねえ。」

「そろそろやめようか。」

「でも、こんなに釣れてるからねえ。」

「じゃあ、最後の流しってことで、もう一度ポイントの上に行くよ。」

この最後の流しで、私は良型のイサキを釣り、終結宣言をして、仕掛けを外して片付けを始めます。

きむさんには、少し遅れて当たりがありますが、イサキとは違う強い引きのようです。

「おお、またウマヅラ?」

「何だろう。イサキじゃないよ。」

と上がってきたのは、なんと30センチ近いアジの一荷です。

「アジタイムになったんだね。」

「下に大きな群れがあるよ。」

「それ全部アジだよ。」

「仕掛け片付けなければ良かったなあ」

と、もう一度仕掛けを出したい気分になりましたが、時間も時間なので、終わりにしました。

3:30分に納竿です。

今日の釣果

写真は二人の釣果です。私の釣果は、イサキ12〜14匹くらい、アカササノハベラ1匹、メバル1匹(リリース)、クサフグ1匹(リリース)でした。

今日は危うく持ち帰りイサキ1匹、ペラ1匹になるところでしたが、きむさんの「もう一度行こう」で起死回生の釣果となりました。

今日は結構走り回ったので、このあたりの海底地形図もかなりできてきました。

以下は深さを5倍に拡大した。今日釣った場所周辺の海底地形図です。

これだけ複雑な地形が海底にあると、ポイント探しも色々と楽しいですね。

 

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