2016年1月上旬

今回の狙い

今年は三が日で冬休みが終わってしまったので、お正月は釣りには行けませんでした。

次の週末は三連休です。何とか一日くらいは行きたいと思いますが、風の様子はイマイチです。深夜から早朝に掛けては大丈夫なのですが、午前8時過ぎには風が強くなる予報です。

義弟は外房でマダイを狙うようで、日の出とともに出れば2時間くらいは釣れそうですが、年末に徹夜で行って疲れたし、これから風が強くなるぞと思いながら釣るのは気分的に嫌なので、義弟との同行は断ります。義弟は少々風が強くても釣りますしね。

今回はきむさんも参加できないので、一人で釣りに行くかどうか悩んでいると、夕食のおかずにフランスで買ってきたウニの缶詰が出てきます。これを食べて潮の香りを感じたら、急にカワハギの刺身が食べたくなりました。私の釣行は、基本的に食べたいものを狙う!なのです。カワハギ狙いなら短時間で大丈夫です。

カワハギポイントの風を見ると、やはり午前中は風が強そうです。ということで、ゆっくり出て午後釣る予定としました。日も延びているので、最悪4時までは釣りができるでしょうから、午後だけでも4時間釣れます。三連休なので、ちょっと位疲れても大丈夫です。

ブログ繋がりの皆さんは風でお休みかな、行くとしても早朝南のポイントだな・・・とは思ったのですが、どうしてもカワハギが食べたかったし、遅い出発なので、ちょっとでも近い方がいいしということで、皆さんには連絡せず、単独釣行です。

今日の目標は、刺身用のカワハギを最低でも2匹、更に釣れれば鍋用も確保して、塩焼き用のベラも3〜4匹確保することです。

海は平穏だが水温は低い

8:30に自宅を出ます。渋滞覚悟で昼までに着けばいいやと思っていたのですが、全く渋滞もなく、10時過ぎに現地に到着しました。風は吹いていますが、間もなく収まるはずです。

早速ボートの準備をします。

実は、このボート(オレンジペコ320)では、買ってから一度も一人で出航したことが無いのです。去年の一人釣行では小型のワンダーマグ242とジェイモ1馬力セットだったので、一人で乗ってみるのも楽しみです。カワハギ釣りなので、クーラーも載せずに出来るだけ軽量化します。

問題はポイントです。

カワハギは水温が下がってくると、深場に集まる習性があり、いつも我々が釣っている浅場には居ないかもしれません。しかし、一人で深場まで行くのも面倒です。

とりあえず今日は、水温が下がってもいつものポイントにカワハギが居るのかどうかを確かめることにしました。

11:05分、出航して水温を測ってみると、15度です。やはり水温が下がっています。

とりあえずいつものポイントに向かいます。

初の一人走行ですが・・・なぜかスピードはいつもと大して変わりません。不思議だなあ・・・と思いつつも、原因は分からず、とりあえずポイントに向かいます。

小ベラばかり・・・・・

11:20分、いつものポイントの近くまで行くと、一艘のゴムボートが居ます。カワハギ狙いのようです。

私の狙っているポイントからは少し離れていますが、あまり近いとアンカーが絡んだりしそうなので、ちょっと移動して第二ポイントに入ってみます。

しかし、ここは小ベラのやまです。

殆どがホシササノハベラですが、オハグロベラも混ざります。

近くには、この小ベラを求めてカモメも待っています。

小ベラを釣っては捨て、釣っては捨て・・・・展望は開けません。

仕方がないので、ちょっと移動してみましたが、こんどは小ベラも釣れません。

やはり水温が下がって、魚の活性が低くなっているようです。餌がそのまま戻ってきます。

カワハギ釣りでこの状況は珍しいですね。

沖のポイントもだめ

12:00を過ぎても変化はありません。仕方がないので、大きく移動して、前回義弟とカワハギを釣ったポイントに入ってみます。

そこでは、仕掛けを入れると同時に当たりがありましたが・・・・・上がって来たのは何とエソです。

それも、初物のオキエソでした。新年の釣りで初物はエソとはいえ縁起がいいですね。写真集に追加です。

しかしエソ以外は釣れません。

天気は良く、風もたまに吹く程度で快適な釣り日和ですが、釣果が出ません。

この頃、私が入りたかったポイントの近くに入っていたゴムボートが帰っていきました。

そこで、最初の目標ポイントに行ってみることにします。

外道に苦しめられつつ、なんとか・・・

12:30、いつも釣っているカワハギポイントに入りました。

早速仕掛けを入れてみますが・・・・やはりホシササノハベラです。

それも小型が殆どです。持って帰る気にならないサイズです。塩焼き用のキープは1〜2匹です。

そして、スズメダイも釣れました。サビキには掛からないスズメダイですが、アサリ餌は食うようです。

魚探には、スズメダイの群れと思われる巨大な群れが何度も写ります。

今日は釣果が少ないので、このスズメダイはキープされてしまいました。

しかし、本命はカワハギです。

アンカーを出しながら、少しずつポイントを調整します。

すると、一匹だけキュウセンが釣れました。これは良い徴候です。こいつは小型ですが、とりあえずキープです。

 

ササノハベラは岩場のベラですが、キュウセンは砂地のベラです。カワハギも岩場と砂地の点在する当たりがポイントです。そこで、ここに腰を据えて釣ることにしました。

しばらく釣っていると、ついに大きな当たりです。期待して上げてみると・・・・

25センチの良型カワハギでした。

2時間半かかって、やっと狙いのカワハギを釣ることができました。

13:25

やはり水温が下がると、カワハギは深場に行ってしまい、水温変化に強い大型だけが少し残っているのでしょうか・・・

と思っていると、その考えを否定する小型が釣れます。

ワッペンよりは大きいものの、いつもならリリースするサイズですが、とりあえずスカリに入れておくことにしました。

この頃から、キタマクラが増え、針が取られます。

カワハギの魚影が薄いので、気力が切れてきました。

14:00になったら止めようかな・・・と思っていると、ちょうどアサリ餌も1パック目がそこでなくなりそうです。

アサリ餌はもう1パック持ってきてはいますが、1パック目が無くなったら止めようと、心に決めます。

そして餌が少なくなり・・・残りの餌が針2本分になったところで、久々のカワハギの引きです。

またも25センチの良型でした。

これですっきり止める決心がつきました。最後の餌は使わずに撒き、スカリにキープしていたワッペン+αサイズはリリースし、14:15分、納竿です。

3時間ほどの釣りで、釣果が少なく辛い釣りでしたが、天候は快適で、狙いのモノもそろったので、とりあえず満足しました。

さて、帰り道、岸が近づいてきたのでドーリーを下ろそうとして、はたと気づきます。

「あ、今日はドーリーを上げてない!!」

そうです。ドーリーを上げないまま、ずっと走っていました。これではスピードが出ないはずですね。

一人乗りでのスピードテストは次回に持ち越しとなりました。

岸に戻ってゆっくり一人で片付けましたが、十分明るいうちに終わりました。日も延びてきたようですね。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、カワハギ3(1匹リリース)、ホシササノハベラ多数(5匹キープ)、キュウセンベラ1、スズメダイ2、キタマクラ多数(リリース)、オハグロベラ数匹(リリース)、オキエソ1匹(リリース)でした。

まあ、予定通り刺身の分のカワハギは釣れたし、ベラの塩焼もあるし、エソの新種もあるし、まあ今年初の釣りとしては十分でしょう。

義弟は外房でまあまあのサイズのマダイとイサキiを釣ったようです。

カワハギは予定どおり肝醤油でお刺身で、ベラは塩焼になりました。

来週末が最後のボート釣りチャンスですが、もしかすると別の釣りに行くかも。そうするとこれが今シーズン最後ののボート釣りとなります。1月後半と2月は例年通り週末が忙しいので、ボート釣りは冬眠に入ります。

ボート釣り再開は3月でしょう。それまでの間に釣りに行くとしても、ワカサギ、サヨリ、カニ狙いかな。

では、今年もよろしくお願いします。